知事の仕事(ちじのしごと)
知事は、都道府県の行政に携わる。知事の仕事には、次のようなものがある。
[予算案を決め、県議会に提出する]
その年度の収入と支出の見積もりを「予算」と言う。だいたい2月末頃から開かれる議会に、知事は予算案を提出する。それが県議会で議決されると、最終的な予算になる。
[条例案を決め、県議会に提出する]
都道府県が制定できるきまりのことを条例と言う。憲法や法律に反しない範囲で、都道府県は条例を設けることができる。条例案は、議員と知事のどちらからでも議会に提出できる。
[拒否権]
議会が決めた予算や条例に不服なとき、知事はそれを拒否することができる。このとき、議会は審議のやり直しをしなければならない。
その他、知事は都道府県を代表する最高責任者としていろいろな仕事をする。知事は住民の直接選挙で選ばれる。その意味からも、知事には強い職務権限が与えられている。
(2000.10.17更新)
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