代替ガソリン
【英】: substitute gasoline
「フエルガソリン」などの名前で販売されている類似ガソリンで、BTX 留分(ベンゼン、トルエン、キシレン)にガソリンに類似した炭化水素をブレンドしたものである。わが国では、揮発油税法においてガソリンとは比重 0.8017 以下の油と定義されているが、これらの代替ガソリンは揮発油税法に規定されている前述の定義に該当せず、また軽油引取税による税法上の定義「90 %留出温度 267 ~ 400 ℃」にも該当しないところから、自動車用燃料として使用されているにもかかわらず、ガソリン税、軽油引取税のいずれの課税対象にもなっていなかった。そのため、市販ガソリンとの価格差上有利となっていたが、1984 年(昭和 59 年)8 月 8 日の国会でガソリン税の改正が行われ、1984 年(昭和 59 年)12 月 1 日よりガソリン税の「みなし課税」が課せられることとなった。また、一般の市販ガソリンのように日本工業規格(JIS)に合わせた製造をしていないため、自動車燃料としての適合性に問題を生じるおそれもある。 |

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