その他の法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/24 22:31 UTC 版)
一文字目は運賃種別ないしサービス水準を表す。 二文字目にEがきた場合には「周遊運賃(Excursion Fare)」を表し、行楽客向けの運賃に該当する。最短・最長滞在日数が設定してあることが多く、ビジネス客には利用しづらいようになっている。 数列: 末尾の数列は最長滞在日数を表すことが多い。例えばYE45とあれば、エコノミークラス(Y)の周遊運賃(E)で、旅行先での滞在日数が45日以内の航空券、YE3Mとあれば、同3ヶ月以内(3 months)を表す。 H or L: 繁忙期(high season)、閑散期(low season)の別。 W or X (一文字目以外に使われた場合): 特にヨーロッパでよく使われる文字で、平日にも設定がある(X)か週末のみしか設定がない(W)かを表す。 OW: 片道(one way)のみの設定。 国を表す2文字の識別番号: 最後の2文字は国を表すことが多い。国際線を運航する会社で自国発、外国発の両方の運賃を設定している場合には出発国を表すのに用いる。例えば英国(United Kingdom)からオーストラリア(Australia)へ向かう運賃をYE3MGB、逆方向をYE3MAUとする。こうすることで、両者の発券時の制約を揃えつつも、変更料金を変えたり、両国間の関税に関する取り決めを反映することが容易にできる。
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