足根中足関節
学名:Articulationes tarsometatarsales
【英】:Tarsometatarsal joints
足根中足関節は足根骨遠位列と中足骨底の間の平面関節である。内側楔状骨と第1中足骨は独立の関節包に包まれてはいるが殆ど動かない。以下中間楔状骨と第2中足骨、外側楔状骨と第3中足骨、立方骨と第4,5中足骨がそれぞれ対向するが、これらは共同の関節包に包まれ、その関節包は外側楔状骨から第4中足骨に至る骨間靱帯で内外に2分される。通常三つの関節腔が区別され、第1中足骨は内側楔状骨と関節して独立した関節腔をつくり、第二中足骨は中間楔状骨と、また第三中足骨は外側楔状骨と関節して両者共通の関節腔を有し、第四・第五中足骨は立方骨と関節して一つの関節をつくるが、後2者はときに共通の関節をつくる。中間楔状骨の長さは、その両側にある楔状骨より短いので、これと第2中足骨の関節は、ほかよりも近位に向かって凹んだ位置にあり、そのために足根中足関節全体としてみると、関節腔は横に凹凸の曲線を描く。『リスフランの関節』:フランスの外科医Jacques Lisfranc (1790-1847)により、外科的切断部位の1つとして、1815年に記載された。
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