セキュリティ・ホール(せきゅりてぃ・ほーる)
コンピュータやネットワーク機器にセキュリティー・ホールがあると、そこが侵入口となってクラッカーの攻撃にあう危険がある。
最近、このセキュリティ・ホールを狙ったクラッカーの攻撃が増えている。攻撃を受けたシステムは、誤動作を起こすばかりでなく、クラッカーに乗っ取られ、意のままに動作させられる危険性がある。ホームページの書き換えや社内情報の漏えいなどが心配される。
セキュリティ・ホールが残っていれば、そのまま放置せず、素早く修正しておくことが必要だ。コンピュータやネットワーク機器のメーカーは、利用者に対し、セキュリティ情報を積極的に公開している。ホームページ上で修正ソフトを無料配布しているところもある。
電子メールに感染して広がるウィルスにも、OS やメールソフトのセキュリティ・ホールを攻撃するものがある。特に、Windows の Outlook Express は利用者が多いことから、クラッカーに狙われやすい。
アメリカのコンピュータ緊急対応センター (CERT) は、世界のほとんどのネットワーク危機に安全上の欠陥があると発表し、管理者に早急な対応を求めている。高度情報社会を迎えるにあたって、システムのセキュリティ対策が求められている。
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(2002.02.25更新)
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