せきはい‐りつ【惜敗率】
惜敗率(せきはいりつ)
小選挙区選挙における当選者の得票数に対する他の立候補者の得票数の割合のこと。比例区との重複立候補で同じ名簿順位の場合、当選順位を決めるために利用されている。
衆議院の総選挙は、1994年から小選挙区比例代表並立制で実施されている。候補者は小選挙区と比例区に重複して立候補することが可能で、たとえ小選挙区で敗れた場合でも、比例区で復活当選することがある。
政党は、選挙の公示日に全国で11ブロックに分かれている比例区ごとに順位をつけた候補者名簿を選挙管理委員会に提出する。選挙の結果、比例区の政党ごとの獲得議席数が判明すると、その名簿で順位が高い人から当選が決まることになる。
一方、小選挙区との重複立候補の場合には複数の候補者に対して同じ順位をつけることできる。その場合、惜敗率の高い候補者から順に当選が決まるという仕組みになっているわけだ。
(2005.09.05掲載)
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