すべり量分布図
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 21:49 UTC 版)
すべり量分布図は、断層破壊による断層面上でのすべり量とすべり方向を表示した図である。 解析では、発震機構解や余震分布などに基づいて設定した 断層面をいくつかの小断層に分割し、各小断層でのモーメント解放量とすべりの方向を求める。 各小断層のモーメント解放量(M0)は、M0=μDS(μ:剛性率、D:小断層面上のすべり量、S:小断層の面積)と表される。 小断層の面積(S)は既知であるため、剛性率(μ、例えば地殻内の標準値は30GPa)を与えれば、各小断層のすべり量(D)が得られる。 この各小断層でのすべり量とすべり方向がすべり量分布図に表示される。
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