しようずみ‐ねんりょう〔‐ネンレウ〕【使用済(み)燃料】
読み方:しようずみねんりょう
使用済燃料
英語表記:spent fuel
原子炉で一定期間(3~4年)使用し取り出した核燃料をいう。
軽水炉の使用済燃料は、放射能が高く(炉の大きさと燃焼度によって異なるが、ウラン1トン当たり1016~1017ベクレル)、核分裂生成物による崩壊熱(約10~20kW/t)を発生するので、発電所内の専用プールで数年間貯蔵冷却して放射能を弱め、その後、専用の輸送容器(キャスク)にいれて再処理工場へ送る。
日本では軽水炉の使用済燃料に含まれるプルトニウムは再利用する方針なので、その後再処理工場へ送られるが、これまでは大部分の使用済燃料は英仏の再処理工場で処理されているが、今後青森県六ヶ所村に建設される工場で処理されることになる。
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