礁トラップ
【英】: reefal trap
同義語: リーフ
層位トラップの一種であり、珊瑚{さんご}や石灰藻など生物起源の礁石灰岩(または苦灰岩)の岩体が厚いレンズ状を成しているトラップ。典型的な場合には礁はドーム状に上方に突出している。礁石灰岩が十分に多孔質であったり、割れ目が発達したりして貯留岩の性質を備え、非浸透性の頁岩{けつがん}や蒸発岩がこれを取り囲んで帽岩の役割を果たしている。礁トラップは北米やソ連では重要なトラップであり、数多くの大油田を形成している。例えば、イラクの Rumaila 油田(究極可採鉱量 130 億~ 170 億バーレル、白亜系)、アブダビの Murban Bu-Hasa 油田(30 億バーレル、白亜系)が著名である。 |

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