切干甘藷

焼酎・泡盛用語集

切干甘藷（きりぼしかんしょ）

カンショ（さつまいも）を薄く輪切りにし、天日乾燥させたもの。生（なま）切干甘藷と蒸（むし）切干甘藷とがある。カンショを水洗後、2～3mmにスライスし（蒸切干の場合は水洗後蒸煮し、3～5mmにスライス）風通しのよいところで2～4日かけて乾燥させる。食品工業の原料として多量につくられたのは生切干甘藷で、酒類の原料としても戦前から戦後にかけて盛んに使われた。昭和も三〇年代になると農家の生産量も少なくなり、また、安価な輸入原料におされて酒類の原料としての価置はまったくなくなってしまった。