贋作

古本用語集

贋作(がんさく)

にせものを作ること。スパニッシュ.フォージャー（Spanish Forger:スペインの偽作者の意）は、世紀末から20世紀初頭にかけて、美しい細密画写本や一枚物、またパネルを大量に生み出した人物である。スパニッシュ.フォージャーの偽作は、その優れた出来ばえと数の多さゆえに、美術史家の研究対象になっている。現代科学の粋を用いて化学分析も行われている。彼は年代の古さを出すために黄色っぽい地を用いたが、そのために他の顔料もくすんで、よい効果が生まれた。1920年代まで偽作に手を染めていた画家の正体は（名前、国籍、性別）は不明とされる。
尚、有名な人物としてトマス・Ｊ・ワイズは、書物史上まれに見る人物である。