がぶり返し
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 15:44 UTC 版)
レスリングで用いられるフォール技。がぶりの体勢から相手の片腕と頭部を両腕で抱え込む柔道で言うところの「肩三角グリップ」の体勢から相手の頸部を絞めながら抱え込んだ相手の腕側に相手もろとも横転し両者仰向けになって相手をフォールに追い込む。レスリングでは絞技は禁止だが相手の腕を両腕の中に入れた場合は絞技とみなされずサブミッションの制度もないので絞めで苦しい相手はフォール負けを強いられる。フォール前に絞めで気絶した場合は負けとはならないで試合が再開されることがあり、1990年レスリング世界選手権東京大会でこのケースがあった。のちにアナコンダチョークと呼ばれた絞技と同じ形態である。逆回転に回る場合もある。柔道で言うところの俵返であるレスリングの投げ技「がぶり返し」とは異なる技である。
※この「がぶり返し」の解説は、「フォール技」の解説の一部です。
「がぶり返し」を含む「フォール技」の記事については、「フォール技」の概要を参照ください。
- がぶり返しのページへのリンク