お由麻(おゆま)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 16:09 UTC 版)
一膳に悪人退治の様々な仕事を依頼する、自称「御大様の取次役」。奔放で勝気な性格をしており、身なりは町娘風だが、高貴な家柄の出と思わせる発言もあるなど、素性不明の謎多き女。仕事の報酬を要求する一膳を言葉巧みにはぐらかし、腕前の確認と称して一膳を騙して稼いだ金を、そのまま双葉屋への代金に充てるなど、したたかな面もある。その正体は水戸藩第9代藩主徳川斉昭の実子で、一膳への依頼も、お由麻自身が行っていた。母親の死の遠因となった武家社会を憎んでおり、斉昭の許しと援助を得て、市井での生活を営むと同時に闇稼業を行うようになる。
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