おまつりをわたす
- お祭りを渡す。交合す。前条(※「おまつり」)参照。宝永三年版「新色三ツ巴」巻二に「てふさや、よふさやの祭りをわたし喜びの眉をひそめ」とあり。「風流曲三味線」に「河内じまのふとんに木枕二つはやとりかかるもけうとし扨祭りわたして」とあり。「浪花鉦」に「さていねますと其まま祭りをわたします、気をもらして男のかんとすれどもちわがかりで又無理に望みます」。女才学絵抄「正月七種のこと、すべて交合することをお祭りを渡すといふ事あり、七日は人日とて人の日なり、夜あけ方は陽に向ふ時なる故男根の勢も格別なれば未だ鳥のお祭り渡らぬさきにすととんとんと早く祭りを渡せといふことなり」。春色仮寝遊女物語「徳利引提げ酒買つて来し可内(べくない)がもうお祭り渡つたか、へのこがつつぱつて歩けぬ故」。「番附で祭りを渡す下女が腹」「お祭りを渡し渡して氏子出来」「お祭りも渡り初めは橋の上」。
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