【FL-3000N】(えふえるさんぜんえぬ)
中国の中国航空航天科技集団公司が開発した、国産の短距離艦対空ミサイル。
中国海軍では紅旗10(HQ-10)、輸出向けには「飛豹」と呼ばれる。
アメリカ海軍のRIM-116短距離艦対空ミサイルをベースとして開発され、発射機は4連装、8連装、12連装、24連装の4つで艦艇の大きさに合わせて選択できるほか、モジュール式のため簡単に搭載することが可能である。
誘導方式は無線誘導+パッシブレーダー誘導+赤外線誘導の複合式で撃ちっ放し能力を持つ。最大射程は9,000m。
ミサイルは本体前部には安定翼2枚、後端には制御翼4枚が装着されており、RAMとは形状が異なる。
現時点ではRAMの様に回転弾体方式を採用しているかどうかは不明である。
中国海軍では、現在改装中の空母「ワリヤーグ」に搭載されているのが確認された。
関連:RIM-116
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