いーしーしーえむ

デジタル大辞泉

イー‐シー‐シー‐エム【ECCM】

読み方：いーしーしーえむ

《electronic counter countermeasure》対電子対策。敵の行う電子戦に対抗して、味方の電磁波の効果的な使用を確保するために行う活動。

航空軍事用語辞典++

【ECCM】(いーしーしーえむ)

Electric Counter Counter Measure（対電子妨害対抗手段）.
レーダーやミサイルへの電子的妨害（ECM）に対処、対抗するための手段。
各種ジャミング下における味方の索敵、通信、兵器誘導等の精度を確保することを目的とする。

レーダーでは、周波数を容易に変更できる送受信機の使用(周波数ホッピング等)、複数の周波数の同時使用(CDMA:スペクトル拡散)などが行われる。
ミサイルでは、ジャミング源に対してホーミングするホームオンジャム機能（AIM-120などに実装されている）や、終端誘導において異なる種類のシーカーを使用することなどが挙げられる。

関連：ECM　ESM