いろは譜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 23:23 UTC 版)
江戸時代に使われていた方式で、徳川家治が好んで使っていた。1一を「い」、1二を「ろ」などといった具合に、将棋盤のそれぞれの地点を1文字で次のような図の通りに表す。例えば7六歩、3四歩は「春歩」「ら歩」といった具合である。 谷 柳 万 一 ゆ ま つ ぬ い 川 桜 花 三 め け ね る ろ 海 松 鳥 五 み ふ な を は 里 楓 風 六 し こ ら わ に 村 雨 月 七 ひ え む か ほ 森 露 春 八 も て う よ へ 竹 霜 夏 十 せ あ の た と 草 雪 秋 百 す さ く れ ち 石 山 冬 千 京 き や そ り 構成としてはまず、いろは順に平仮名を1一から縦に配置する(ただし「ゐ」「お」「ゑ」はそれぞれ「い」「を」「え」と音が同じなので採用せず飛ばす。「ん」も発音しにくいので採用せず飛ばす。)。すると5筋が1マス余るので「京」で埋める。6筋からは今度は一から万までの漢数字を使う(ただし「二」「四」「九」はそれぞれ「に」「し」「く」と音が同じなので採用せず飛ばす。)。残りは適当な漢字で埋めている。
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