入掛
読み方:いれかけ,いれがけ
- 興行物等の或る故障の為めに其の日中途にて止むること。多く相撲にて用ゐる語。「今日は雨天で-になつた」。
- 相撲芝居等が故障の為めに其日の興行を中止する事。
- 開演中途にして休演することをいふ。観客を入れかけてやめるから起つたのである。かけともいふ。〔役者語〕
- 開演中止の事、単にいれとも云ふ。
- 故障ができて、その日の興業を中止すること。
- 相撲の途中とつぜんの雨などで、やむを得ず中止すること。巡業予定に余裕があれば、当日の入場券で翌日見物させるし、でなければ料金の払い戻しをする。けだし“力士をコロすにや刃物はいらぬ、雨の三日も降ればよい”云々の俗謡のうまれた所以。
- 開演中途で休演すること。観客を入れかけてからやめるから起ったのである。〔芸能(俳優)〕
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