『赤鼻ファルノスが豚に跨る』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/05 08:50 UTC 版)
「ルボーク」の記事における「『赤鼻ファルノスが豚に跨る』」の解説
1760年代に摺られたルボーク。大きさは36.5×29cm。赤鼻のファルノスはロシアの伝統的人形芝居の主人公ペトルーシカと同一視され、右『ファルノスと妻ピガシャが酒場にやって来た』などファルノスを題材としたルボークは複数ある。当時の民衆文化に浸透していた放浪芸人スコモローフや、道化師好きのアンナ女帝(在位1730年 - 1740年)お気に入りの宮廷道化師ペドリーロがファルノスのモデルになったとする説もある。 ファルノスに代表される道化師のルボークは18世紀前半に人気があったが、エカチェリーナ2世(在位1762年-1796年)の時代、宮廷に道化師などを置くことが流行すると道化を描いたルボークは販売されなくなった。
※この「『赤鼻ファルノスが豚に跨る』」の解説は、「ルボーク」の解説の一部です。
「『赤鼻ファルノスが豚に跨る』」を含む「ルボーク」の記事については、「ルボーク」の概要を参照ください。
- 『赤鼻ファルノスが豚に跨る』のページへのリンク