『萬人譜』
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5600人余りの人物を題材とした全4001編からなる詩集で、1986年から2010年にかけて書かれた。創批社から刊行され、全30巻である。取り上げられた人物は高銀の家族親戚から金九のような歴史的人物などまで多様で、作品中で実名で描写されている。高銀の代表作とされ、なかでも農家の下男や嫁、地主など様々な民衆の哀感を表出した点が特に評価されている。世界各国で英語ほか30以上の言語で翻訳出版された。1986年から1989年までに刊行された第9巻までによって第3回萬海文学賞と第12回韓国文学作家賞および中央文化大賞芸術賞を受賞した。
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