『キャプテンハーロック』での人物像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 02:47 UTC 版)
「トチロー」の記事における「『キャプテンハーロック』での人物像」の解説
『ハーロック』作中では故人であり、生前の人物像がハーロックやミーメの弁で語られている。ただし名前などはなかなか明かされず、死後アルカディア号の中枢大コンピューターに魂を宿していることも当初は臥せられていた。「俺が生きていられるのは、友の犠牲のおかげ」と言うほどにハーロックはトチローに強い思い入れを示し、トリさんに至ってはトチローのことを思い出すたびにオイオイと泣いている。 ハーロックと共にふやけてだらけきった地球から宇宙の海へ飛び出しながらも、地球を深く愛しており、守るに値しない人類であってもそれでも守りたいと語っていたこと、そして地球の未来のためにアルカディア号を設計して後事をハーロックに託したことが彼の弁で語られている。ハーロック自身はしばしば「地球など滅びてもいい」との考えを口に出していながら地球を守るために戦っている(保富康午も主題歌「キャプテンハーロック」で同様に作詞している)のも、トチローが自分に託した思いに応えるためであり、彼にとって地球を見捨てることは死んだ友への裏切りと考えている。 アニメ版でトチローは、エメラルダスに相当するキャラクター・エメラーダと出会い、惑星ヘビーメルダーに流れ着き、そこでアルカディア号を設計。エメラーダとの間に愛娘のまゆが誕生するが、アルカディア号でヘビーメルダーを離れた際にハーロックはまゆを託され、まゆが住む地球をマゾーンから守るべく戦うことになる。 そんなハーロックにとって、トチローはかけがえのない頼もしい友であり、アルカディア号の中枢大コンピューターとなった後も、ハーロックは緊急時の起動をトチローに託している。
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