「真珠星」について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 04:32 UTC 版)
元々スピカには広く知られた和名はなかった。野尻抱影は、40年以上この星の和名を探したものの、雑誌『民間伝承』に宮本常一が福井県三方郡美浜町日向(ひるが)で発見した星の名前として「シンジボシ(六月の八時頃上る。白色で小さい)」と報告したものを見つけただけに留まった。野尻はこの星をスピカと推定し、その語源を「真珠」と類推して「真珠星」という名前を考案、その後太平洋戦争末期に海軍航空隊から常用恒星の日本語の名前を付けるように依頼された際に「真珠星」の名をスピカに充てた。戦後も野尻がこの呼び名を使い続けたことにより、「日本では「真珠星」と呼ばれる」という認識が広まった。
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