「河竹」という名字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 02:31 UTC 版)
今日黙阿弥は「河竹黙阿弥」という名で呼ばれるが、黙阿弥の筆名は正式には「古川黙阿弥」であった。ただし「河竹黙阿弥」という名も黙阿弥自身も生前よく用いており、没後は弟子の竹柴其水の進言で「河竹黙阿弥」に統一された。 なお戦前の辞典には「河竹という名字は生前は使われなかった」とするものがあるが、これは昭和7年に新潮社から『日本文学大事典』が出た際に事実を知らない校正者が無断で訂正した事に起因する間違いであり、実際には前述のように生前にも使われている。 『日本文学大事典』の黙阿弥の項を執筆したのは黙阿弥の義理の孫の河竹繁俊であり、繁俊は前述の校正者の訂正を自身の随筆できびしく修正している。
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