「徳の一部分」としての「勇気」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 00:17 UTC 版)
「ラケス (対話篇)」の記事における「「徳の一部分」としての「勇気」」の解説
15. リュシマコスはソクラテスに話を進行してもらうよう頼む。ソクラテスは、先程は各自が教わった先生は誰か、他者を善くした実績はどうだったか述べることを提案したが、それよりも、ちょうど「視力が目に生じることで、目をより善いものにする」場合の「視力」のごとく、「それがあることで、そのものをより善きものにする」ものについての、より根本的な話をしたいと言い出す。 16. ソクラテスは、この場合、「徳が彼らの息子たちの魂に生じて、魂をより善くする」ことについて相談されているのだから、「徳とは一体何であるか」をまず我々は知っている必要があると述べる。ラケスも同意する。ソクラテスは、そこでまずは「徳」全体を調べるという大仕事をするのではなく、「徳」の一部分、この場合、重装歩兵術が関係している「勇気」について調べていこうと提案する。
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