「体験」と「経験」の違い
「経験」は使い所が広く、「見聞きする」「身をもって学ぶ」という意味合いの他にも「過去の経歴・実績」や「したことがある(という事実)」などを指す意味でも用いられる。そのため「経験がある」という言い方もする。
「体験」は特に「身をもって学ぶ」という意味合いや「強烈な印象を伴った事柄(経験)」という意味合いに重きを置く文脈で用いられることが多い。たとえば「体験談」や「戦争体験」のような言い方をする。
極端なことをいうと、「経験」には有無や多寡で語られる量的要素のニュアンスがある。「体験」にはそれぞれ唯一無二であり比較しがたい質的要素のニュアンスがある。
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