「チベット三州」等との相違
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/18 06:34 UTC 版)
「プーと大プー」の記事における「「チベット三州」等との相違」の解説
詳細は「チベット#呼称」および「チベット三州」を参照 単に「プー(bod)」と言った場合、チベット語で「チベット」を意味する最も一般的な呼称である。 が、「大プー(bod chen po)」と対比された場合の「プー(bod)」は、歴史的・伝統的にウーツァン(ウー+ツァン)とも呼ばれる、中央チベットのみを指す呼称となる。この場合の「プー」は、「小プー(bod chung)」とも呼ばれ、中華人民共和国の行政区分における、チャムド地区を除く西蔵自治区(チベット自治区)の大部分に該当する。 一方、「大プー(bod chen po)」は、歴史的・伝統的にアムド、カムとも呼ばれる2地域から成る、チベット東部を指す。アムドは、中華人民共和国の行政区分における、青海省の全域、甘粛省のケンロ・チベット族自治州(甘南州)、同じく甘粛省・武威市のパリ・チベット族自治県(天祝県)、四川省のガパ・チベット族チャン族自治州(阿壩州)などから成る。 カムは、中華人民共和国の行政区分における、西蔵自治区の東部を占めるチャムド地区(昌都地区)、四川省のカンゼ・チベット族自治州(甘孜州)、同じく四川省・涼山イ族自治州のムリ・チベット族自治県(木里県)、雲南省のデチェン・チベット族自治州(迪慶州)などから成る。 上記の外にガリー(ンガリやガリとも)やレプコンも歴史的・伝統的なチベットに含まれる。
※この「「チベット三州」等との相違」の解説は、「プーと大プー」の解説の一部です。
「「チベット三州」等との相違」を含む「プーと大プー」の記事については、「プーと大プー」の概要を参照ください。
- 「チベット三州」等との相違のページへのリンク