「タイフーン」の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 05:31 UTC 版)
「タイフーン型原子力潜水艦」の記事における「「タイフーン」の由来」の解説
本型に対し、NATOは当初、「S(シエラ)型」のコードネームを割り当てる予定であったが、当時(1980年)のソビエト連邦軍参謀総長ニコライ・オガルコフソ連邦元帥が「この度、我が海軍に、新型原潜"タイフーン"が就航した」と発表したため、「タイフーン」型というコード名で呼ばれる事になった。 だが上記のように、本型のソ連海軍での設計暗号は「アクーラ」であり、「タイフーン」とは呼ばれていない。「タイフーン」は潜水艦ではなくそれに搭載されるミサイル、R-39のニックネームであった模様である。オガルコフ元帥は「この度、"タイフーン(ミサイル)"を搭載した新型原潜が就航した」と言ったのが、「原潜"タイフーン"」と誤解されて伝わったのか、あるいは陸軍出身のオガルコフ元帥が、艦とミサイル名を勘違いして発表してしまったのかのいずれかと思われる。
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