「アブダビ」の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 04:09 UTC 版)
’abū ẓaby;アブー・ザブィ、口語発音’abu ẓabi;アブ・ザビのアブー(口語発音アブ)は「父」もしくは「~の持ち主」「~があるところ」、ザブュ(口語発音ザビ)はカモシカを意味する。直訳すると「カモシカの父」だが、実際には「カモシカがいるところ」「カモシカの主」といったニュアンスで解釈される。 名前の由来には諸説あるが定説は以下の通り。 ・カモシカがたくさん住んでいる地域だった。 ・とある漁師がこの地でカモシカ狩りをしたが喉が渇いてしまい井戸を探していた。見つけた井戸は枯れ井戸で狩人も捕らえたカモシカも脱水死してしまい、井戸は「カモシカの主」「カモシカ井戸」といった意味合いの「カモシカの父」と呼ばれるように。それが地名として定着した。 なお近代に改名されるまでアブダビ首長国一帯はمليح(mulayḥ/mulaiḥ,ムライフ、口語発音はムレイフやムレーフ等)と呼ばれていた。「塩」と同じ語根で海水の塩気から連想しての命名だったという。
※この「「アブダビ」の由来」の解説は、「アブダビ」の解説の一部です。
「「アブダビ」の由来」を含む「アブダビ」の記事については、「アブダビ」の概要を参照ください。
- 「アブダビ」の由来のページへのリンク