“偉大なる白船”
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 19:05 UTC 版)
「ラ・サール (ドック型輸送揚陸艦)」の記事における「“偉大なる白船”」の解説
ラ・サールは中東部隊の旗艦に就役した際に識別のために艦全体を白く塗装しており、各国の実戦軍艦の中でも特異な「白い軍艦」として有名な存在でもあった。 1907年、セオドア・ルーズベルト大統領の命により世界一周航海を行ってアメリカの威容を世界各国に示した、当時の大西洋艦隊が「Great White Fleet(グレート・ホワイト・フリート)」と形容されたことに因み、中東部隊旗艦としてアラビア海に派遣されていた際には“The Great White Ghost of the Arabian Coast”と通称されたが、その白く目立つ船体は中東派遣部隊の将兵には“Great White Target”と自嘲されていた。これは、ペルシャ湾でイラク軍機による対艦ミサイル攻撃が頻発する中、ラ・サールの防御兵装が旧式の3インチ両用速射砲しかないことを皮肉ったものであった。
※この「“偉大なる白船”」の解説は、「ラ・サール (ドック型輸送揚陸艦)」の解説の一部です。
「“偉大なる白船”」を含む「ラ・サール (ドック型輸送揚陸艦)」の記事については、「ラ・サール (ドック型輸送揚陸艦)」の概要を参照ください。
- “偉大なる白船”のページへのリンク