WOMBS 用語

WOMBS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/09 18:11 UTC 版)

用語

碧王星(へきおうせい)
本作の舞台となる惑星。
第一次移民(ファースト)によりテラフォーミングが行われ、人類可住惑星となったが、現住生物も共存している。
碧王星唯一の衛星でいびつな形をしている。
公転周期はおよそ4週間で自転周期と一致しているため、常に同じ面を碧王星に向けている[3]
碧王星の動植物に様々な影響を与えている。
第一次移民(ファースト)
亜光速航行を繰り返して宇宙を彷徨った後、碧王星にたどり着いて入植した人々。
第二次移民(セカンド)
ファーストよりも後に碧王星に正式な移民としてやって来た。
ファーストが宇宙を彷徨う間にセカンドのいた世界では200年が経過しており、その間に科学技術は大きく進歩したと思われる。
ハスト
第一次移民(ファースト)が築いた碧王星の国の一つ。物語の時点では、第二次移民(セカンド)に対して唯一独立を保っているものの国土の半分をセカンドに奪われている。
国民皆兵軍事教練言論統制など、軍国主義的な体制となっており、軍事利用が重要視されている女性の妊娠も国によって管理制限されている。
ハストとセカンドには絶対的な物量差がある。
碧王連合
第二次移民(セカンド)が設立した国家。
汎人類協会中立ステーション
碧王星の大気圏外に浮かぶ宇宙ステーション
長年にわたりハスト国と碧王連合新政府の外交交渉が行われている。
ニーバス
碧王星の現住生物。
原生林に住む知的生命体であり、妊娠している雌は空間転送能力を持つ。
『トライブ』と呼ばれる部族ごとに縄張りを持ち、集団生活を営んでいる。
ハストではニーバスの情報が厳しく制限されており、画像は発禁対象になっている。
転送兵
子宮にニーバスの体組織を培養した『転送器官』を移植し空間転送能力を得た女性兵士。
移植後8週までは『定着期』と呼ばれ、まだ転送能力はない。
36週までが『戦闘期』であり、戦闘任務に就く。
40週までの『臨界期』でタイミングを見て『転送器官』は安全に摘出される。
これを1サイクルとして、本当に優れた適性を持つ者だけが2サイクル目を迎える。
転送は『月』が出ている間だけ可能であり、転送兵は『月』の周期で生活している。
『転送器官』の移植と妊娠は別物として明確に区別されているが、転送兵の心身に現れる症状は妊娠に酷似している。
転送兵は、転送器官の制御のためにナノマシンが注入されている。
座標空間
人間が認識できる空間と重なるように存在する別空間。
転送器官の機能によりアクセス可能になる。
両空間の出入り口である『転送ポイント』間の移動により転送が行われる。
探索者
座標空間で未知の転送ポイントを見つける役割を担う転送兵。
時にはニーバスと戦って転送ポイントを奪い取る。
探索者の中でも新たに転送ポイント作る能力を持つ者は開拓者と呼ばれる。
特別転送隊
転送兵により編成されたハスト軍の部隊。
10年前は、転送兵の多くが何も知らされない死刑囚であり、輸送機から投下され敵基地を巻き込んで転送を行う使い捨ての兵器『人間爆弾』だった。
その後、正規部隊が発足した際には軍務経験者だけが集められたが、戦争の長期化により現在は徴兵された新兵が配属されている。
特別降下隊
特別転送隊により戦場に送り込まれるハスト軍の戦闘部隊。

  1. ^ 『WOMBS ウームズ』覚え書き - WOMBS 1 など - シミルボン(2019年9月14日閲覧)
  2. ^ 雑誌『Pen』No.439 2017年11月1日号『「妊婦の戦闘部隊」、その設定に込めた意図』
  3. ^ 『WOMBS(ウームズ)碧王星博物誌〈月〉』(月刊IKKI 2012年8月号掲載)には、月の公転周期と碧王星の自転周期が一致しているとの記述があるが、常に同じ面を碧王星に向けている理由とはならず、また月の出や月の入りの現象とも矛盾するため誤記と思われる。
  4. ^ 第36回日本SF大賞贈賞式 生中継 - 2016/04/22 18:00開始 - ニコニコ生放送 1:19ごろから(2019年9月14日閲覧)
  5. ^ 第37回日本SF大賞・最終候補作が決定しました! - SFWJ:日本SF大賞(2019年9月14日閲覧)
  6. ^ 第37回日本SF大賞・受賞作決定! - SFWJ:日本SF大賞(2019年9月14日閲覧)
  7. ^ 第37回日本SF大賞贈賞式 生中継 - 2017/04/21 18:30開始 - ニコニコ生放送(2019年9月14日閲覧)
  8. ^ SF大賞受賞の軍事SF『WOMBS』作者、ミリタリーとの出会いを語る「ファーストガンダムの4話で軍規に惚れてしまった」 - ニコニコニュース オリジナル(2019年9月14日閲覧)
  9. ^ WOMBS クレイドル - webアクション(2021年4月20日閲覧)
  10. ^ WOMBS CRADLE 上 | 株式会社双葉社(2021年4月20日閲覧)
  11. ^ WOMBS CRADLE 下 完 | 株式会社双葉社(2021年4月20日閲覧)





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