重力波天文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 23:17 UTC 版)
Einstein@Home
カリフォルニア大学バークレー校が中心となって進めている、BOINCプロジェクトの内、ウィスコンシン大学のチームが行っている、Einstein@Homeプロジェクトでは、余ったPC時間を活用して重力波検出のための、公開プロジェクトを実施している。なお、観測データはLIGO及びGEO600等の検出装置から得られたものである。
関連項目
参考文献
- 日本物理学会編、宇宙を見る新しい目、日本評論社、2004 pp.83-pp.106
- 中村卓史、三尾典克、大橋正健(編)、重力波を捉える、京都大学学術出版会、1998
- J.Weber,Phys Rev Lett.22,1969,1320
- K.S.Thone, Gravitational Raditation, 300 Years of Gravitation, Cambridge University Press,1987
- K.Kuroda et al.,Class Quantum Grav.20,2003,S871
- 国立天文台ニュース No.247 (2014年2月1日) 特集 重力波天文学が拓く宇宙〜TAMA300からKAGRAヘ〜
- ^ 人工衛星を用いたマイクロ波のドップラー効果を利用した検出のためには、地上の精密な時計と同期させた、精密な時計を積んだ人工惑星を打ち上げ、それを活用することになる。現在のところ、このような計画はない。しかし、将来打ち上げられる惑星探査機に精密な時計(原子時計)と精密な発信器(高精度の発信機)を搭載すれば良いだけのことであり、今後の展開に期待が寄せられている。なお、重力場計測のため、2007年に打ち上げられた日本の月探査衛星かぐやでは、4ウェイドップラー計測も含めたドップラー計測が行われている。
- ^ “ノーベル物理学賞:「重力波の検出」LIGO率いた3氏に”. 毎日新聞. 毎日新聞. 2018年1月22日閲覧。
- ^ “重力波検出に貢献した研究者3名、ノーベル物理学賞を受賞”. アストロアーツ. アストロアーツ. 2018年1月22日閲覧。
- 1 重力波天文学とは
- 2 重力波天文学の概要
- 3 Einstein@Home
重力波天文学と同じ種類の言葉
- 重力波天文学のページへのリンク