西鉄北九州線 西鉄北九州線の概要

西鉄北九州線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 23:47 UTC 版)

北九州線
66形69号 魚町電停付近(1992年10月)
概要
現況 廃止
運営
開業 1911年6月5日 (1911-06-05)九州電気軌道
1906年6月11日(小倉軌道
廃止 2000年11月26日 (2000-11-26)
所有者 九州電気軌道+(小倉軌道→)小倉電気軌道西日本鉄道
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線総延長 44.3 km (27.5 mi)(最大時)
軌間 1435 mm(北方線は1067 mm)
電化 直流600 V 架空電車線方式
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停留場・施設・接続路線

北九州本線

北九州市田野浦公共臨港側線
0.0 門司電停
0.3 東本町電停 門司築港
0.6 鎮西橋電停
関門航路
0.9 桟橋通電停 左:門司港駅
1.6 広石電停
2.3 風師電停
3.0 葛葉電停
3.4 二タ松町電停
3.9 片上電停
4.5 小森江電停
5.1 市立門司病院前電停
山陽本線
5.5 大里東口電停
6.1 大里電停
6.5 門司駅前電停 左:門司駅
7.2 原町電停
7.6 社ノ木電停
8.1 新町電停
9.7 赤坂電停
10.3 上富野三丁目電停
東小倉駅
10.7 上富野一丁目電停
山陽新幹線
日田彦山線旧線
11.6 砂津電停 左:砂津車庫
11.9 米町電停
12.3 小倉駅前電停 左:小倉駅 (II)
12.4 魚町電停 北方線
勝山橋電停 -1942?
12.9 室町電停 左:小倉駅 (I)
西小倉駅
13.3 大門電停
戸畑線
14.0 竪町電停
14.4 金田電停
日豊本線
大蔵線
15.4 下到津電停
16.0 歯科大学前電停
16.3 遊園前電停
16.6 遊園前バス営業所電停 右:到津車庫
17.2 昭和電停
17.6 七条電停
18.0 荒生田電停
18.4 三条電停
18.9 大蔵電停 右:大蔵駅
山陽新幹線
19.3 上本町電停
19.9 中央町電停 (1)
枝光線
中央町電停 (2)
鹿児島本線旧線
20.6 春の町電停 左:八幡駅 (I)
鹿児島本線
21.1 尾倉電停
21.6 八幡駅前電停 左:八幡 (II)
21.8 製鉄西門前電停
22.2 前田電停
22.6 桃園電停
23.0 陣山電停
23.4 紅梅電停
23.8 藤田電停
24.3 黒崎駅前電停 左:黒崎駅
24.5 黒崎車庫前電停 右:黒崎車庫
24.6 西黒崎電停
25.0 熊西電停
筑豊電気鉄道線
25.6 皇后崎電停
27.0 陣の原電停 左:陣原駅
28.6 折尾東口電停
29.4 折尾電停
折尾駅 筑豊本線
鹿児島本線

戸畑線・枝光線

北九州線
0.0 大門電停
北九州線
戸畑線
日豊本線
0.9 日明電停
山陽新幹線
1.3 日明西口電停
2.1 中井口電停
2.8 中原電停
くろがね線
3.5 工大前電停 左:新中原駅
4.1 三六電停
4.8
0.0
幸町電停
枝光線
鹿児島本線
5.0 元宮町電停
5.5 戸畑電停
戸畑駅
郡道筋電停 -1942?
0.4 浅生電停
0.9 沖台通電停
鹿児島本線
1.8 牧山電停
2.4 荒手電停
鹿児島本線
2.8 枝光駅前電停 左:枝光駅
くろがね線
3.5 枝光本町電停
4.0 山王電停
4.8 中央町電停
北九州線(上記)

北方線

北九州線
0.0 魚町電停
0.3 旦過橋電停
0.4 市立小倉病院前電停
0.7 弘庵橋電停 -?
0.9 香春口電停
1.1 小倉座前電停
1.3 三萩野電停
1.4 総合グラウンド前電停 -?
1.5 木町通電停 -?
1.7 片野本町電停 -1941
2.0 片野電停
2.4 片野新町電停 -?
2.7 城野駅前電停
日豊本線
城野駅
3.0 富士見町電停
3.3 城野電停
3.5 記念館前電停 -1942?
3.8 北方車庫前電停 右:北方車庫
北方本町電停 -?
北方一丁目電停
競馬場前電停 -?
北方電停
徳力軌道

北九州市内の門司区小倉北区八幡東区八幡西区の市街地を東西に貫く北九州本線(きたきゅうしゅうほんせん)、小倉北区と戸畑区の中心部を結ぶ戸畑線(とばたせん)、戸畑区と八幡東区の中心部を結ぶ枝光線(えだみつせん)、小倉北区と小倉南区北方地区を結ぶ北方線(きたがたせん)の4路線があったが、いずれの路線も2000年(平成12年)までに全廃された。

筑豊電気鉄道線の列車が乗り入れていた北九州本線の黒崎駅前 - 熊西間については同線の全廃と同時に筑豊電気鉄道第二種鉄道事業者になり、西鉄は鉄道施設を保有する第三種鉄道事業者になったが、この第三種鉄道事業については2015年3月1日に会社分割により筑豊電気鉄道へ承継され、この時点で西鉄北九州線は名実ともに完全に消滅した[1][注 1]

門司築港が運営していた路線を委託された形で成立し、1936年(昭和11年)に廃止された田ノ浦線(たのうらせん)については、門司築港の項目を参照。


注釈

  1. ^ 但し、筑豊電気鉄道は西鉄全額出資の完全子会社であるため、西鉄との関係は維持されている。
  2. ^ 歯数比約3.0で定格速度が約55km/hに達した。
  3. ^ ダイヤ設定上の平均速度は併用軌道区間で18km/h、専用軌道区間で24km/h前後であったとされ、戸畑線などの専用軌道区間での最高速度は60km/hとなっていた。
  4. ^ 本線である門司 - 折尾間(路線長29.3km)の直通に約1時間半を要した。
  5. ^ 1971年9月5日より実施。この施策は道幅の狭い小倉駅前周辺地域での電車運行速度の低下抑止に効果があった。
  6. ^ a b 北九州線車両保存会の公式フェイスブック
  7. ^ 大門停留場がY字分岐、中央町・幸町両停留場がデルタ型分岐となっているため、砂津→大門→幸町→中央町→大門→砂津と運行した場合や、黒崎方面→中央町→幸町→戸畑→幸町→大門→砂津と運行した場合等には方向転換を生じた。
  8. ^ 筑豊電気鉄道の所属車両は、2車体連接車は西鉄所属車と同様に黒崎駅前・砂津方がA車となったが、3車体連接車は筑豊直方方がA車(1977年(昭和52年)の最初の編成の改造導入時からこの向きであり、西鉄1000形の3車体連接車も、遅くとも同時期から廃車までは同じ向きとなっていた)で、編成の向きは逆となった。
  9. ^ 最寄り電停は到津車庫前電停で、車庫廃止に伴い遊園前バス営業所電停に改称した。
  10. ^ 1976年(昭和51年)まで筑豊電鉄は車両を保有せず北九州線車両の乗り入れによって運行されていた。同線への北九州線車両の乗り入れは北九州線の廃止まで続けられた。
  11. ^ 跡地は戸畑渡場バス停になっていたが、同バス停の移設に伴い現在は空き地となっている。

出典

  1. ^ a b c 「完全子会社との会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ」』(プレスリリース)西日本鉄道、2014年12月18日。 オリジナルの2014年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20141218103319/https://www.nishitetsu.co.jp/release/2014/14_144.pdf2023年4月14日閲覧 
  2. ^ 岩田武、関田克孝「絵葉書に見る阪神電車創業の頃」『鉄道ピクトリアル』No. 640 1997年7月臨時増刊号 〈特集〉阪神電気鉄道、鉄道図書刊行会、1997年7月、54-55頁。  — 同種の斜めに建植された架線柱が確認できる古写真の例。
  3. ^ a b c “「超低床式」54両投入 西鉄北九州線・25日からバスに 各種サービスも充実”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年10月20日) 
  4. ^ 筑豊電気鉄道(株)業務部「筑豊電気鉄道の現況」『鉄道ピクトリアル 臨時増刊号<特集>西日本鉄道』第49巻第668号、電気車研究会、1999年4月、87頁、doi:10.11501/3294802ISSN 0040-40472023年9月2日閲覧 
  5. ^ a b 「モハユニ」『RAIL FAN』第48巻第1号、鉄道友の会、2001年1月号、26頁。 
  6. ^ 電気車研究会 『鉄道ピクトリアル アーカイブスセレクション 12 路面電車の時代』p86
  7. ^ a b c 「追跡風土記 西鉄北九州線をゆく(1)」
  8. ^ 奈良崎博保 「追跡風土記 西鉄北九州線をゆく(1)」(『鉄道ジャーナル』1971年9月号(No.53)、鉄道ジャーナル社、pp.70-79掲載)では、大門電停の自動分岐器制御に車輪検知器が用いられていたことが記されている。
  9. ^ 吉川文夫 『路面電車時代』 大正出版、1995年、p.73 には、昭和38年8月25日に撮影された幸町電停の写真が掲載されており、2階建ての操車所とトロリーコンタクターが確認できる。
  10. ^ 『福岡・北九州 市内電車が走った街 今昔』 p.125
  11. ^ 1988年11月7日付朝日新聞西部本社版掲載記事「西鉄北九州線にホウキ電車登場」より
  12. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアルNo.292 1974年4月臨時増刊 西日本鉄道特集』10P-11P
  13. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアルNo.443 1985年2月号 特集 路面電車』50-51P
  14. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアルNo.517 1989年9月臨時増刊 特集 西日本鉄道』17P
  15. ^ 弘済出版社『鉄道ダイヤ情報No.111 1993年7月号』47P
  16. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアルNo.668 1999年4月臨時増刊 特集 西日本鉄道』27P
  17. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアルNo.847 2011年4月臨時増刊 特集 西日本鉄道』162P
  18. ^ 電気車研究会『鉄道ピクトリアルNo.688 2000年7月臨時増刊 特集 路面電車~LRT』227-228P
  19. ^ 佐藤信之/下村仁士 北九州高速鉄道 北九州モノレール小倉線について(初出鉄道ジャーナル』第35巻第1号(2001年1月号)、2001年。 


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