草軽交通 路線

草軽交通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 13:49 UTC 版)

路線

白根山をバックに坂を登ってくる「急行草軽線」急行軽井沢駅ゆき
三笠通りの松並木をゆく「北軽井沢線」北軽井沢ゆき
とうもろこし畑の脇をゆく「長野原線」長野原草津口ゆき
新緑の中、殺生河原付近をゆく「白根火山線」白根火山ゆき

現有路線

  • 急行草軽線:軽井沢駅前 - 草津温泉(草津温泉バスターミナル
    主要路線であり、全て急行便である。通年運行であるが利用者の季節波動が大きいため、夏期・冬期では運行本数が異なり、冬期は運行本数が少なくなる。沿線には観光スポットも多く、夏期は区間利用の観光客も多い。2001年(平成13年)10月から2004年(平成16年)11月まで、JRバス関東長野原支店)が草軽線を共同運行していた(JR便は1日1往復、冬季は運休)。
  • 草軽病院線:軽井沢駅前 - 草津温泉(西吾妻福祉病院経由)
    急行草軽線の各駅停車便として、2008年(平成20年)4月12日より設けられた通年運転の路線である。軽井沢駅 - 草津温泉間の全ての停留所に停車する(北軽井沢 - 大桑道間は長野原線と同じルート)。また、沿線住民の通院の利便性を考慮して、長野原町にある「西吾妻福祉病院」を経由する(バス停新設)。「上州大津」はバス停の位置の都合で経由しない。冬季ダイヤでは、一部の便は北軽井沢 - 草津温泉間に運転区間が短縮される。
  • 北軽井沢線:軽井沢駅前 - 北軽井沢
    急行草軽線の区間便として、全便が各駅停車で運行される。冬季は急行草軽線同様、減便される。
    • 経由地は急行草軽線の軽井沢駅 - 北軽井沢間と同じ。
  • 長野原線:長野原草津口駅 - 北軽井沢
    吾妻線長野原草津口駅北軽井沢を結ぶ通年運行の路線で、観光よりも地域住民に密着した路線である。全便が各駅停車。利用者の減少で平日は5往復、土休日・休校日は1往復のみ(朝上り1便、夕方下り1便)。ただし、地元長野原高校の長期休暇(春・夏・冬休み期間)の時期や5月の大型連休には、期日限定で3往復が毎日運転となる。長野原草津口駅 - 上州大津間は、JRバス関東の志賀草津高原線と停留所は共通である。
    • 主な経由地:上州大津(急行草軽線はバス停の位置の都合で経由しない)・応桑道(羽根尾駅前)・応桑
  • 白根火山線・草津温泉 - 殺生河原 - (白根火山 - 湯田中)
    4月下旬から11月初頭までの期間に運行される観光路線。以前は白根火山を越えて、長野電鉄バス(現:長電バス)・国鉄バス(現:JRバス関東)と共同運行で長野電鉄湯田中駅まで運行されていた。平成26年6月3日18時に、白根火山の噴火警戒レベルが2になったため草津温泉 - 殺生河原間を西武高原バス、JRバス関東、草軽交通の3社で共同運行している。JRバスは急行便の扱い、西武高原バスと草軽交通は各駅停車便扱いとしている。
    • 主な経由地:草津国際スキー場・御成山スキー場・殺生河原
  • 軽井沢町内循環バス北廻り線
    2012年4月1日より運行開始。軽井沢町の循環バスで通年運行。途中のバス停で南廻り線、西廻り線との接続もある。運賃は200円。
    • 主な経由地 信濃追分駅 - 大日向 - 千ヶ滝別荘管理事務所前 - 軽井沢病院 - 中軽井沢 - 鳥居原団地 - 信濃追分駅(内廻りと外回りで別ルート経由区間あり)

廃止された路線

  • 浅間牧場 - 鬼押出し浅間火山博物館
    浅間牧場から分岐して浅間火山博物館までを長野原町道を介して結んでいた。本線(軽井沢駅 - 草津温泉)の枝線部分であったが、2001年(平成13年)に西武系列の経営する有料道路「浅間白根火山ルート」と町道の立体交差が解消され、連絡道が整備されたことで、西武高原バス・JRバス関東(JRバスは季節運行だった。現在は廃止)の便も経由するようになり、草軽交通の便は経由しなくなってしまった。
    • 主な経由地:三井入口(三井不動産が手がけた北軽井沢地区の一大別荘地区)
  • 万座・鹿沢口駅 - 草津温泉
    群馬県道59号線を経由して草津温泉を結ぶ路線で、草軽電気鉄道のルートをたどるように運行していた。西武高原バスが現在でも同じルートで路線を展開している。西武高原バスが季節ごとのダイヤを組んでいるのに対し、草軽交通は年間を通じて同じダイヤで運行し、地域住民の大切な足となっていた。2001年(平成13年)に運行休止され、実質廃止となってしまった。
    • 主な経由地:上州三原・湯窪・谷所
  • 長野原駅(現、長野原草津口駅) - 花敷温泉
    草軽交通は1953年(昭和28年)、当時の国鉄バスよりも2年早くこの路線を開業させた。しばらくは国鉄バスとの共同運行であったが、国鉄バスの運行本数が次第に増え、路線を拡張していったのに伴い、草軽交通は運行本数の削減を経て1984年(昭和59年)に廃止された。JRバスも2009年(平成21年)3月31日をもって花敷線を廃止した。
    • 主な経由地:太子・小雨
  • 北軽井沢 - 栗平
    北軽井沢から群馬県道54号線を経由して栗平までを結ぶ路線で、地域住民の大切な足となっていた。
    • 主な経由地:村田学園グラウンド前・西栗平
  • 北軽井沢 - 照月湖
    1980年代前半までの夏季のみ不定期で1日2往復程度北軽井沢から直行運行。
  • 草津温泉 - 草津栗生楽泉園
    マイクロバスで運行。

  1. ^ 草軽上田ホールディングス株式会社の本社所在地でもある。
  1. ^ a b c 令和4年3月期(第35期)決算公告”. 草軽交通株式会社. 2022年7月28日閲覧。
  2. ^ 草軽上田ホールディングス交通会社
  3. ^ ウェブサイト上では、草軽上田ホールディングスと表記されている。ただし、以前は一部資料内で草軽上田ホールディングス交通株式会社と表記されていた。
  4. ^ バス事業の現状と取り組みについて
  5. ^ 草軽交通株式会社
  6. ^ 2011年(平成23年)5月27日『官報』第5563号28ページ「吸収分割公告」


「草軽交通」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「草軽交通」の関連用語

草軽交通のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



草軽交通のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの草軽交通 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS