絶対零度 (テレビドラマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 19:45 UTC 版)
登場人物(S3 - AS)
※出演話の表示は(<通常出演>|<回想出演>)とする。
主人公
- 井沢範人(いざわ のりと)〈50→51→52→ 53〉
- 演 - 沢村一樹 (S3 - S4 / AS)
- S3とS4の主人公。公安部外事第二課【S3第1話冒頭】→総務部資料課分室室長(未然犯罪捜査班班長)【S3】→ 未然犯罪捜査班班長【S4】。警部補。1967年7月4日生まれ、血液型はO型、世田谷区出身、自宅は渋谷区代々木7丁目13番1号[注 5]。元公安のエリート刑事。表向きは能天気で飄々としているが、犯罪者を憎んでいるという裏の顔を持つ。現場の指揮も執っている。
- 公安時代、壊滅した犯罪組織からの報復によって妻と娘を殺されており、その実行犯とされる宇佐美への復讐殺人未遂によってミハンの危険人物リストに挙がったことがある。S3終盤でその真相の一端を知ってからは、「ミハンを正しく運用することで犯罪を防ぐ」という理念のもとチームの舵をとるが、凶悪犯への激しい憎悪を抱えており、警察上層部からは警戒されている。本人も殺害された妻と娘の幻覚が見える他、憎悪と理性の狭間で懊悩しており「一線を越えそうになったら自分を殺してくれ」と山内に頼んでいるほど信頼関係を築いている。
- 妻と娘の殺害に使われた凶器は特定されていなかったが、S4第1話で事件に使われた(2人の血液の付着した)ナイフが突如差出人不明で送られてきており、真犯人は宇佐美ではないのではないかと考え始めている。また同時期に服役中の宇佐美に度々面会に来る香坂に警戒と疑念を抱き、彼女について調査を独自に開始。その後、香坂の加害者家族としての苦悩やミハンへの強い思いを知り、面会理由等については一旦胸に秘めて彼女を信頼することを決めた。
- そのあと第9話のラストで香坂が殺されてしまい号泣。続く第10話で香坂を見殺しにした曽根崎に激怒し殺そうとするも山内に止められ気づいた瞬間に再び泣いてしまった。
- 最終話で妻と娘を殺したのが篠田だと知るも「君を赦す」と言っている。その後、香坂が死んだ場所で花を添え、「あなたに出会ってよかった」と言っている[16]。
未然犯罪捜査班
- 山内徹(やまうち とおる)〈34→35→36〉
- 演 - 横山裕 (S2最終話 / S3 - S4 / AS)
- 警視庁捜査一課[注 6]→第三機動捜査隊→特殊犯罪捜査対策室特殊犯罪捜査班【S2最終話】→総務部資料課分室(未然犯罪捜査班)【S3】→警務部人事課監察官【S4】→未然犯罪捜査班【AS】。巡査部長。大人しく、ぶっきらぼうな性格で、長嶋からは泉と対照的なことから「ウサギとカメ」になぞらえて「ウサギ」と呼ばれている。
- 特殊班に異動になってからは泉が教育係兼バディだった。泉の失踪後、まともに捜査をしようとしなかった上層部に腹を立て当時の上司を殴ってしまったことで特殊班を追われるが、泉のスカウトを検討していたという東堂により、表向き左遷される形で未然犯罪捜査班に引き抜かれる。
- S4では警務部に異動、監察官としての出向扱いで引き続きミハンに所属するが、暴走しかねない井沢を監視し最悪の場合射殺するよう命じられており、公私の狭間で苦悩しながらも、井沢自身の頼みを聞き入れ彼が一線を超えないよう止めることを誓う。
- S4第10話にて曽根崎を殺そうと怒り、暴走する井沢を止めようとした際に、自身も井沢に首を絞められて殺されかかるが、井沢が我に返ったことで未遂に終わる。また香坂死亡後にミハン解散の意向が警察内で出た際に、テロの実行犯を特定する為の捜査続行の件を上層部にかけあって、捜査の為の猶予期間を獲得している。
- AFTER STORYでは再びミハンに異動となり、井沢以外で唯一任命式直前の事件の現場に赴き、犯人確保のために動いている。また小田切のもとにも赴いてミハンへの打診、及び彼女の骨伝導ホンを置いていっている。
- 小田切唯(おだぎり ゆい)〈26→27→28〉
- 演 - 本田翼 (S3 - S4 / AS)
- S3とS4のヒロイン。1992年5月22日生まれ。生活安全課→総務部資料課分室(未然犯罪捜査班)【S3】→未然犯罪捜査班【S4】→会計課 →未然犯罪捜査班【AS】。巡査部長。元生活安全課。ドSで格闘技のプロ。格闘技自体は我流であり、金的を最も得意とする。かなり荒っぽい性格で8歳年上の山内、(新人ではあるものの)階級が上の吉岡にもタメ口で話し、肩に人型のクッション[注 7] を掛けていることが多い。高校時代にトンネルの中で性犯罪に遭ったことがあり[注 8]、それが刑事を志望した動機となった[17] 一方、そのトラウマのため、男性に背後から覆いかぶさられると恐怖がフラッシュバックし激しく動揺する[注 9]。
- 捜査中に出会った篠田に付き合ってくれないかと告白され[ep 13]、付き合うことになる[ep 14]。篠田がテロの首謀者かつ殺人犯であった事やミハンの情報を得るために接近してきた事を知ったときはショックを受け、一時は警察を辞めようとしたが山内と吉岡の窮地の際には助けに来ている。篠田が自分に残した遺言を見て涙を流した。
- AFTER STORYではミハンを離れて所轄の会計課に勤務しており、ミハン復帰の打診も断っていたが、山内が置いていった骨伝導ホン越しに任命式直前事井沢が狙われる件な一部始終を聞いて改めてミハン復帰への意思を見せて、任命式に参加した。
- 南彦太郎(みなみ ひこたろう)
- 演 - 柄本時生 (S3 / S4第1話 / AS)
- 総務部資料課分室(未然犯罪捜査班)【S3】→退職【S4第1話】→総務部資料課【AS】。巡査長→巡査部長。元々資料課にいたが、高い情報収集能力に着目した東堂により未然犯罪捜査班に引き抜かれ、隠れ蓑となる分室に異動となった。
- 人付き合いが苦手で内勤をしていたが、捜査班に組み込まれたことで井沢や小田切の無茶振りを受けこき使われることに辟易している。しかしその変化を心底嫌っていたわけではなく、田村が死亡した際には人一倍ショックを受けていた。普段は分室に残りネット経由で支援することが主な役目だったが、第7話以降は潜入工作も兼務している。板倉麻衣と結婚[ep 15]し、退職して主夫となった。AFTER STORYでは、ミハンに配属辞令が出て刑事に復帰したが、板倉からは資料課勤務を望まれており、また任命式直前の井沢が狙われる事件の一部始終を通して自分がいない間に起きたミハンでの出来事を聞いたうえで希望部署への意識を改め、ミハンへの辞令を蹴って資料課で勤務する意向を示し、任命式にも参加しなかった。
- 田村薫(たむら かおる)
- 演 - 平田満 (S3第1話 - 第7話|S4第8話 / AS)
- 総務部資料課分室(未然犯罪捜査班)。巡査部長。交通課、広報課、捜査第三課(窃盗犯専門部署)などあらゆる部署を転々としているベテラン。その経験によりピッキングや鑑識作業、爆発物処理といった様々なスキルを身につけている。
- 「すみません」が口癖で腰が低い。すぐお腹を下す等、体調不良に見舞われることも多い。
- 25年前は所轄の刑事だったが、当時危険視していた堀部のマークを上司に提案したものの相手にされず、それが「練馬台無差別殺傷事件」の発生を招き、自身も婚約者を殺害された。以後警察組織をたらい回しにされ続けていた中、同じく無差別殺傷事件の関係者である東堂にスカウトされ未然犯罪捜査班に加わるが、法で裁かれることなく生きる犯罪者たちの存在に暴走し、さらなる犠牲を防ぐべく3人の犯罪者への制裁殺人を行ってしまう。最終的に真相を井沢に見抜かれ、ミハンシステム導入の妨げにならないよう全ての責任を負い拳銃自殺した[ep 16]。彼の死は仲間たちの心に影を落としたが、ミハンへの強い思いやスキルはその後も仲間たちに受け継がれている。
- S4第8話ではミハンが探知した危険人物の中の数人が行方不明、もしくは殺害されるという事案が発生した際に曽根崎が酷似した事例として田村の件を引き合いに出し、彼の起こした一連の事件の回想にて登場。
- 東堂定春(とうどう さだはる)
- 演 - 伊藤淳史 (S3 / S4第5話|S4第8話 / AS)
- 刑事企画課特別捜査官(未然犯罪捜査班総責任者)【S3】→懲戒免職→民間研究所職員【S4第5話】。警部、キャリア組。冷静な性格であり、井沢の能力を買っている一方、ミハンの危険人物である彼を監視している。
- 25年前[注 10] に「練馬台無差別殺傷事件」に遭遇して父を殺され、自身も首元に大きな傷を負った。その経験がきっかけで刑事になり、犯罪を予測して未然に阻止するため“ミハンシステム”を早急に導入すべく動いている。しかし、その信念を貫くあまりテストケースでの重大な任務失敗を隠蔽してしまい、結果的に井沢をミハンに巻き込み、田村を最終的に自殺させることになった。全てが明らかになった後は逮捕されて留置所に収監され、自殺を決意するほどに自分を追い詰めていたが、面会に来た井沢に止められている。
- 出所後は医療関係の機密情報や個人情報をもとに研究を行う民間のラボで働いており、S4第5話ではミハンの捜査に協力している。加賀美ともミハンシステム構築の際に知り合っており、彼がミハンに加わって潜入捜査を行っていること本人から聞いた際には驚いていた。
- 第8話では田村の件やミハンの冤罪に関する回想で登場している。
- 吉岡拓海(よしおか たくみ)〈23→24〉
- 演 - 森永悠希 (S4 / AS)
- 未然犯罪捜査班。新人研修で配属されたキャリア警察官。階級は警部補。1996年7月14日生まれ。
- エリートを自負しており、ミハンに配属されることで自分の出世に傷がつくのではと心配している。粘着質な部分があり、特に小田切とは折り合いが悪く、頭を叩かれた回数を記録している。潜入捜査時にはカップルを装うことが多々ある。
- かつては天才子役としてテレビドラマに出演していたが、難病を患う弟の夢を代わりに叶えるため警察官になった。過去の杵柄で演技力は高く、多様な方言を使いこなし捜査対象の懐に潜り込むなど潜入時の役作りも徹底している。また、弟の病気のこともあって医学知識も多少有しており、また監視カメラ映像の解析などの情報収集面の作業にもある程度精通している。
- 一方で尾行や格闘に関しては秀でているとは言い難く、尾行相手に気づかれて返り討ちにあったり、犯人制圧の際に劣勢になったりすることもあった。
- 第6話で弟の容態悪化を知り、彼に少しでも寄り添う為にミハンでの捜査の辞退を申し出るが、山内と弟の会話を病室の扉越しに聞き、弟の思いなどを知り、辞退を取り下げている。
- ミハンの研修終了後には広報課に配属されていたが、ASにて自身の希望で再びミハンに配属となり、任命式の前に南と会って話をしている。
- 香坂朱里(こうさか あかり)/ 旧名:水島奈緒(みずしま なお)〈42〉
- 演 - 水野美紀 (S4第1話 - 第9話・最終話|AS)
- 法務省官僚(未然犯罪捜査班統括責任者)。
- ミハンの法制化は警察には任せられないと自ら統括責任者を志願したが、その真意は不明。ミハンの危険人物リストに登録されている井沢を危険視している。
- 一方で服役中の宇佐美のもとに度々面会に訪れているが、なぜか井沢にその件を指摘されても面会理由を話そうとはしない[注 11]。
- 現場に出ることは少ないが体術も嗜んでおり、組手で井沢とも互角以上に渡り合う実力の持ち主。独身であり、事件が解決した後は海鮮居酒屋で一人呑みをする習慣がある。
- 少女時代に両親が再婚しているが、26年前に精神を病んだ実父が神経ガスを用いた無差別殺人を引き起こしたことが由来する。法務省官僚である義父が戸籍を操作したことにより加害者家族として後ろ指を指されることなく生きてきたが、被害者遺族になんの償いもせず背を向けてしまった後悔から、法務省では加害者家族の支援に努めていた。
- ミハンの実用性をアピールする為に、爆弾を東京サミット直前にミハンに発見させる自作自演の爆破テロ未遂を曽根崎と共に計画するも、肝心の爆弾が何者かに持ち去られて本当の爆破テロへとすり替わってしまったことに激しく動揺。爆弾の回収のために単独で動き出し、追ってきた井沢に制止されるも突然キスをし「あなたに出会わなければよかった」と言って彼を振り払い、その場から離れる。その後SAT隊員に扮したテロの首謀者にして実弟の篠田に銃で撃たれ、再び追いついた井沢に看取られながら息を引き取る。
- 加賀美聡介(かがみ そうすけ)〈68〉
- 演 - 柄本明 (S4 / AS)
- 過去に世界最大のクラッカーを逮捕した経歴のある、世界的天才ホワイトハッカー。マイペースな性格で新しいもの好き。ミハンシステムの構築にも関わっており、前ミハン統括責任者の東堂と接点がある。退職する南と入れ替わる形で未然犯罪捜査班に加わる。独身で身寄りがいない。
- 情報収集担当だが、本人は「ハッキングには飽きた」とこぼしており、むしろ潜入捜査に興味を抱いている。
- 26年前[18] の香坂の父親が起こした神経ガス散布の事件現場に居合わせ、そこで被害者の救助に当たっており、この時に香坂と邂逅している。篠田が事件の時に助けた男の子だというのを知る。
その他警察関係者
- 早川誠二(はやかわ せいじ)〈52→53〉
- 演 - マギー (S3 - S4|AS)
- 警視庁捜査一課刑事。警部補。
- S3では資料課分室の実態を知らないままこき使っている。一方で井沢の過去を知っており、宇佐美の出所日をこっそり教えている。
- S4ではミハンの捜査に何かと絡んで登場。井沢には会えば強がりを言うが、内心ではまた井沢が暴走しないか心配しており、バディの門田からは見下されている節がある。
- 板倉麻衣(いたくら まい)
- 演 - 田中道子 (S3|S4第1話 / AS)
- 警視庁捜査一課刑事【S3】。巡査長。
- クールであまり感情を表に出さないが、南に好意を抱いているような素振りを見せており、S3終了後に結婚している。
- 門田駿(かどた しゅん)〈23〉
- 演 - 粗品(霜降り明星)(S4第1話 - 第3話・第5話 - 最終話|AS)
- 捜査第一課【S4】→退職【S4最終話】。新人研修で配属されたキャリア警察官。警部補。口癖は「うるせぇ」。
- 先輩の早川と一緒にいることが多い。上昇志向と野心、キャリアでエリートという自負が強く、同期ながら曰く付きの部署で働く吉岡や、先輩ながらノンキャリアの早川を少し見下している側面がある。
- 曽根崎からの圧力で焦った状態で捜査に動き、吉岡と連絡を取るがその際に犯人に襲われている[ep 13]。
- 曽根崎からの命令で井沢を射殺しようとするが山内の威嚇射撃をくらい、吉岡に身柄を確保される[ep 17]。その回想シーンで救急車が呼ばれ、救急隊員に包帯を巻きながら号泣。最終話では警察官として最後の仕事だと曽根崎を逮捕。早川に感謝を示した。
- 町田博隆(まちだ ひろたか)
- 演 - 中村育二 (S3第1話・第6話・第7話・第9話・最終話 / S4第1話・第2話・最終話)
- 警察庁次長。警視監。
- 次期警察庁長官を狙う実力者。東堂を総責任者としたミハンシステムの法制化を進めている。
- ミハンのテストケースでの失敗を把握しながらも、自分の出世のために隠蔽を図り、その過程で井沢の妻子を死に追いやった。その事実を公表する決意を固めた東堂も始末しようとするが、家族や仲間を傷つけられたことで激怒した井沢に殺されかけ、最終的に逮捕されミハンの法制化も見送られた。
- その後保釈され、警察の保護を受けながら奥多摩の別荘で悠々自適な生活を送っていたが、井沢の訪問直後に失踪、その後遺体となって発見される。警察からの支援が打ち切られたことを恨んで、ミハンの存在とミハンで冤罪事件が起きたことをマスコミにリークしようとし、それを阻止しようと現れた篠田により殺害されたことが後に判明する。
- 北見俊哉(きたみ としや)〈28〉
- 演 - 上杉柊平 (S4第1話 - 第5話・第7話 - 第9話・最終話|AS)
- 法務省官僚。1991年6月11日生まれ。ミハンの統括責任者を務める香坂とともに派遣されてきた。加賀美にはのっぽ君と呼ばれ、名前を忘れられていた。7年前、ストーカー被害に遭っていた女性を助けたことがきっかけで酒巻に命を狙われたことがあり、体に傷を負っている。その際、篠田に助けられ、それ以降、彼に協力するようになった。篠田が死んだと加賀美から聞かされた時は、「報われるといいな」と加賀美に言っている。
- 曽根崎正人(そねざき まさと)
- 演 - 浜田学 (S4第1話 - 第3話・第5話 - 最終話|AS)
- 公安部部長。警視長。
- 井沢が宇佐美を襲った件で彼の制止を指示していたが、結果的に出世コースを外れたことで彼を恨んでいる。
- その一件やミハンの負の側面を知りすぎているという理由から、井沢をミハンチームから追い出したいと思っている[注 12]。
- 山内を監察官のポストに異動させており、井沢を監視するよう命令し、彼に井沢が暴走した時に射殺するための拳銃を渡している。
- 一方、門田には井沢放逐に利用できそうな事件のネタを提供させているが、うまく機能しなかった場合には事件の早期収束の為に動くよう、彼に強い圧力をかけている。
- ミハンが実用化されれば自身も組織を一気に上り詰めることができると考え、香坂と共に大規模テロ計画を立てるも、肝心の爆弾が何者かに奪われ、本当の爆破テロへとすり替わってしまい、激しく動揺する。その際、北見に唆され、すべての責任を香坂に押し付け見殺しにしたが、これが井沢の怒りに触れ、殺されかける。その後の取り調べではテロへの関与を完全に否定するも、元傭兵の里谷が取り調べに応じたことで繋がりが発覚し、最終話で早川と門田により逮捕された。
その他
- 宇佐美洋介(うさみ ようすけ)
- 演 - 奥野瑛太 (S3第1話・第7話・第8話・最終話 / S4第1話・第3話・第7話・最終話|AS)[注 13]
- 殺し屋。数年前に井沢の妻子を殺害したとされるが、当時の捜査では立証できず別件逮捕の後調布刑務所にて服役する。出所時動機に疑問を抱いていた井沢に真相を問い詰められるも、答えることなく逃亡した。
- 後に井沢に自分が井沢の家に行ったときには先客によって既に妻と娘が殺されていたことを話している。篠田と同じ児童養護施設「朝陽の家」で育ち、彼をいじめていた。
- 篠田浩輝(しのだ ひろき)/ 本名:水島歩(みずしま あゆむ)〈28〉
- 演 - 高杉真宙 (S4第1話 - 第3話・第5話 - 第8話・第10話・最終話|AS)
- スポーツカメラマン。1991年10月28日生まれのA型で、東京都世田谷区西北沢2丁目10番2号に在住している。男性恐怖症の小田切が初めて心を開く男性。幼少期に一家無理心中で生き残った過去を持っている。
- 狂った思想に取り憑かれたサイコパス。
- 井沢の妻子を殺した救いのない極悪人。
- 小田切に付き合ってほしいと告白をしている[ep 13]。小田切の捜査に協力したりしている[ep 18]。小田切と付き合うことになる[ep 14]。
- 後に、諏訪に銃で撃たれ瀕死の重症を負い、彼が水島の息子にして香坂の弟、水島歩だったことが判明する[ep 17]。最終話で、加賀美の腕の中で息を引き取る。小田切への想いは本当だったようで、騙して悪かったと遺言を残している。
- 諏訪樹生(すわ みきお)
- 演 - 松尾諭 (S4第5話・第6話・第8話 - 最終話)
- かつて加賀美によって逮捕された世界的クラッカー。東京サミット爆弾テロに関わっていた。篠田を射殺しようとするが返り討ちに遭い刺殺される。
- 井沢康子(いざわ やすこ)〈享年42〉
- 演 - 木地谷厚子(S3第2話・第3話・第8話)/ 田山由起(S4第1話・第2話・第7話・最終話|AS)
- 井沢の亡き妻。
- 井沢希(いざわ のぞみ)
- 演 - 横山莉子(S3第2話・第3話)/ 牧野羽咲(S4第1話・第2話・第7話・最終話|AS)
- 井沢の亡き娘。小学生。
注釈
- ^ a b S3は特別出演
- ^ S3・最終回予告より。
- ^ なお、行方不明になるまでは井沢とは面識はなく、これが初対面である。
- ^ 実は生存していた桜木泉
- ^ S3第2話より。なお、現実では代々木は5丁目までしかない。
- ^ S4第7話の回想
- ^ 「ハグちゃん」という名前を付けていることがS4第3話で判明。なお同型の青い人形もミハンルームに置かれており、S3では「ミナミ専用」、S4では「幸せになります。南」と書かれた服を着用している。
- ^ 襲った人物など詳細には触れられなかったがS4第3話にて6年で出所したと語っている。
- ^ この他にも男性の顔が性犯罪の加害者の顔に見えるとも語っている
- ^ 1993年(S3の2018年から25年前)
- ^ 最終話で弟=歩(篠田)が生きているのかどうか、話を聞くためだったことが判明
- ^ この件について、「あの時井沢さんを止めなければよかった」と述懐している。
- ^ クレジットにおいて、S3とS4では「奥野瑛太」、ASの回想出演では「宇佐美洋介 奥野瑛太」と表示されている。
- ^ 本編で登場した美香のカルテには「河野仁志」と書かれていたが、エンドロールでは「河野広志」となっている。
- ^ S4の南雲信敏とは別人である。
- ^ 実際はテストケースNo.1であるが、冤罪事件によってなかったことにされ、テストケース0号という扱いになった。
- ^ S2 Case.06にも出演しているが、南雲信敏の役ではない
- ^ 劇中では50歳とあるが、生年月日が1954年12月4日で、死亡した日が2004年11月20日であるから、逆算すると49歳である。
- ^ S2 Case.4でも出演しているが、大迫重明の役ではない。
- ^ S1のみ「プロデューサー」名義
出典
- ^ “沢村一樹、史上2位の50歳で「月9」初主演 7月スタート「絶対零度〜」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2018年5月17日) 2018年5月17日閲覧。
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- ^ 沢村一樹、『絶対零度SEASON4』の9話のラストと10話の開始早々で2週連続号泣。 欅坂46の長沢菜々香の2週連続号泣以来約4年3ヶ月ぶりとなる。
- ^ “本田翼の「強くなりたい」に込められたもの 『絶対零度』憎しみの先にある正しさ|Real Sound|リアルサウンド 映画部”. 2020年1月7日閲覧。
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- ^ プロフィール - ケイエムシネマ企画(アーカイブ)
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- ^ “沢村一樹「絶対零度」最終回で上戸彩登場10.8%”. 日刊スポーツ. (2018年9月11日) 2018年9月12日閲覧。
- ^ “沢村一樹主演の月9「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」最終回視聴率9・7%”. スポーツ報知 (2020年3月17日). 2020年3月19日閲覧。
- ^ “特命チーム“上戸彩&桐谷健太”特別映像を公開”. ORICON STYLE (2012年1月17日). 2015年12月12日閲覧。
参照話数
- 1 絶対零度 (テレビドラマ)とは
- 2 絶対零度 (テレビドラマ)の概要
- 3 概要
- 4 登場人物(S3 - AS)
- 5 各話ゲスト
- 6 スタッフ
- 7 脚注
- 絶対零度 (テレビドラマ)のページへのリンク