競馬
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競馬の文化
娯楽が多様化するに従って競馬に対する大衆の関心は薄まっていったが、時折現れるアイドルホース(大衆的な人気を得る馬)によって大衆的な関心が再燃することがある。日本での代表的な例に、20世紀のハイセイコーやオグリキャップやトウカイテイオーやナリタブライアンなど、21世紀初頭のディープインパクト、オルフェーヴル、キタサンブラックなどがいる。
また、競馬は単なる賭博としてだけではなく、音楽や文学、絵画や彫刻などの創作活動の主題として取り上げられたり、社会制度にも入り込んで一連の馬事文化を形成してきた。特にイギリスでは活躍した名馬の肖像画も多く残されており、その姿を現代に伝えている。日本では寺山修司らによる競馬を主題とした文芸作品もある一方、競馬漫画や競馬ゲームといったサブカルチャー作品も多く発表されている。
競馬を題材にしたフィクションの作品において、ゲームは競馬ゲーム(けいばげーむ)、映画は競馬映画(けいばえいが)、漫画は競馬漫画(けいばまんが)と称される。競馬漫画はスポーツ漫画の一種として扱われることがある。
- 競馬をテーマにしたゲーム
- ファミリージョッキー(ナムコ、1987年4月発売)
- ダービースタリオン(アスキー、1991年12月発売)
- ウイニングポスト(光栄、1993年1月発売)
- STARHORSE(セガ、一作目が2000年に稼働)
- ウマ娘 プリティーダービー(Cygames、2021年2月配信開始)
- 競馬をテーマにした漫画
- みどりのマキバオー 単行本全10巻、作:つの丸
- ありゃ馬こりゃ馬 単行本全17巻、原作:田原成貴・作画:土田世紀
- 風のシルフィード 単行本全23巻、作:本島幸久
- 蒼き神話マルス 単行本全13巻、作:本島幸久
- ダービージョッキー 単行本全22巻、原案:武豊・作画:一色登希彦・構成:工藤晋
- Derby Queen 単行本全3巻、作:芦原妃名子
- 優駿の門 単行本全33巻、作:やまさき拓味
- ウイニング・チケット 第一部21巻、第二部4巻、原作及び原案協力:河村清明・漫画:小松大幹
- 馬なり1ハロン劇場 2013年現在も連載中、作:よしだみほ
- スピーディワンダー 単行本全17巻、原作:綱本将也・作画:山根章裕
- 勝算(オッズ) 上下巻、原作:田原成貴、作画:本宮ひろ志・
- じゃじゃ馬グルーミン★UP! 単行本全14巻、作:ゆうきまさみ
- ウマ娘 シンデレラグレイ 単行本11巻(連載中)、作:久住太陽
- Pony Tail 女性騎士物語 単行本全5巻 / DX版全2巻、作:小野弥夢
- ギャロップ 作:小野弥夢
- 競馬をテーマにしたアニメ
- みどりのマキバオー
- ウマ娘 プリティーダービー
- 群青のファンファーレ
- 競馬をテーマにしたパチンコ台
- ダービー(京楽産業、1989年1月発売)
- CRAみどりのマキバオー(平和、2010年8月発売)
- CR G1DREAM 最強馬決定戦(サンセイR&D、2013年3月発売)
- CR KING of KEIBA(藤商事、2013年10月発売)
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注釈
出典
- ^ 櫻井他2004、80頁。
- ^ a b c d e f g 下楠昌哉 編『イギリス文化入門』2010年、250-251頁。
- ^ 『イギリス文化と近代競馬』彩流社、2013年10月25日、29頁。
- ^ a b 『競馬の世界史』中公新書、2016年8月25日、20-23頁。
- ^ 『競馬の世界史』中公新書、2016年8月25日、23-26頁。
- ^ a b c 『競馬の世界史』中公新書、2016年8月25日、12-15頁。
- ^ “競馬コラム - 競馬小史英国”. JRA. 2015年2月13日閲覧。
- ^ a b 『イギリス文化と近代競馬』彩流社、2013年10月25日、18頁。
- ^ a b 『イギリス文化と近代競馬』彩流社、2013年10月25日、30-31頁。
- ^ 『岩倉公実記』、1906年。国立国会図書館 NDLJP:781064/251
- ^ Nikkei Style『靖国神社は昔、競馬場!』、2011年12月16日。アーカイブ
- ^ International Federation of Horseracing Authorities - Standing Committees - IFHA(2023年7月4日閲覧・英語)
- ^ 戴寶村「消失的體育活動──賽馬與相撲」『臺灣學通訊』第77期、2013年9月、28-29頁。
- ^ “ベトナムの競馬場”. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “ギリシャ競馬、赤字経営の末に廃止(ギリシャ)”. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2024年2月8日). 2024年2月10日閲覧。
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- ^ “Trainers: Singapore Turf Club chief knew the end was coming”. 20240117閲覧。
- ^ 青木怜『競走馬の文化史』筑摩書房、19951215、58,175-176頁。
- ^ 平地一紀 (2022年8月6日). “イギリスの競馬、ムチ使用に「厳格ルール」…動物愛護に関心高い世論を反映”. 読売新聞オンライン. 2023年3月3日閲覧。
- ^ “JRAが来年度の開催日割案などを発表 京都競馬は4月22日に再開”. サンスポZBAT! (2022年10月18日). 2023年3月3日閲覧。 “これまで競走中に10回まで認められていた連続したムチの使用は、来年から5回が上限となる。世界的にムチの多用に対するルールの厳格化が進められており、日本でも厳しくなる。”
- ^ “【特別企画】日本中に馬のいる風景を―引退馬協会の取り組み/引退馬の現状と未来(1)”. 20240215閲覧。
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- ^ 米国馬屠殺防止法案が下院を通過したが問題は残る - 競馬国際交流協会・海外競馬速報
- ^ 『動物が幸せを感じるとき』NHK出版、20111225、159頁。
- ^ “SENS. MENENDEZ, GRAHAM LEAD COLLEAGUES IN INTRODUCING BIPARTISAN LEGISLATION TO BAN HORSE SLAUGHTER”. 20240215閲覧。
- ^ 『競走馬の文化史』筑摩書房、19951215、131-134頁。
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