競馬 競馬の文化

競馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 08:11 UTC 版)

競馬の文化

エクリプスの肖像画

娯楽が多様化するに従って競馬に対する大衆の関心は薄まっていったが、時折現れるアイドルホース(大衆的な人気を得る馬)によって大衆的な関心が再燃することがある。日本での代表的な例に、20世紀のハイセイコーオグリキャップトウカイテイオーナリタブライアンなど、21世紀初頭のディープインパクトオルフェーヴルキタサンブラックなどがいる。

また、競馬は単なる賭博としてだけではなく、音楽文学絵画彫刻などの創作活動の主題として取り上げられたり、社会制度にも入り込んで一連の馬事文化を形成してきた。特にイギリスでは活躍した名馬の肖像画も多く残されており、その姿を現代に伝えている。日本では寺山修司らによる競馬を主題とした文芸作品もある一方、競馬漫画や競馬ゲームといったサブカルチャー作品も多く発表されている。

競馬を題材にしたフィクションの作品において、ゲームは競馬ゲーム(けいばげーむ)、映画は競馬映画(けいばえいが)、漫画は競馬漫画(けいばまんが)と称される。競馬漫画はスポーツ漫画の一種として扱われることがある。

競馬をテーマにしたゲーム
競馬をテーマにした漫画
競馬をテーマにしたアニメ
競馬をテーマにしたパチンコ台
  • ダービー(京楽産業、1989年1月発売)
  • CRAみどりのマキバオー(平和、2010年8月発売)
  • CR G1DREAM 最強馬決定戦(サンセイR&D、2013年3月発売)
  • CR KING of KEIBA(藤商事、2013年10月発売)

  1. ^ 軽種馬以外の登録を管轄する日本馬事協会では2003年度以降に生産されるばんえい競馬向けの馬については純系種同士の馬による配合馬のみ一代限りで「半血(輓系)種」とし、それ以外については「日本輓系種」として登録されている。

注釈

  1. ^ 2005年1月以前は、20歳以上でも学生であれば購入できなかった。
  2. ^ 同着のため配当が下がったが、8→6→14の3連単の最終オッズは596659.8倍(5966万5980円)であった。

出典

  1. ^ 櫻井他2004、80頁。
  2. ^ a b c d e f g 下楠昌哉 編『イギリス文化入門』2010年、250-251頁。 
  3. ^ 『イギリス文化と近代競馬』彩流社、2013年10月25日、29頁。 
  4. ^ a b 『競馬の世界史』中公新書、2016年8月25日、20-23頁。 
  5. ^ 『競馬の世界史』中公新書、2016年8月25日、23-26頁。 
  6. ^ a b c 『競馬の世界史』中公新書、2016年8月25日、12-15頁。 
  7. ^ 競馬コラム - 競馬小史英国”. JRA. 2015年2月13日閲覧。
  8. ^ a b 『イギリス文化と近代競馬』彩流社、2013年10月25日、18頁。 
  9. ^ a b 『イギリス文化と近代競馬』彩流社、2013年10月25日、30-31頁。 
  10. ^ 『岩倉公実記』、1906年。国立国会図書館 NDLJP:781064/251
  11. ^ Nikkei Style『靖国神社は昔、競馬場!』、2011年12月16日。アーカイブ
  12. ^ International Federation of Horseracing Authorities - Standing Committees - IFHA(2023年7月4日閲覧・英語)
  13. ^ 戴寶村消失的體育活動──賽馬與相撲」『臺灣學通訊第77期、2013年9月、28-29頁。 
  14. ^ ベトナムの競馬場”. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年1月21日閲覧。
  15. ^ ギリシャ競馬、赤字経営の末に廃止(ギリシャ)”. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2024年2月8日). 2024年2月10日閲覧。
  16. ^ マカオ競馬の廃止が決定…約40年の歴史に幕”. 20240117閲覧。
  17. ^ Trainers: Singapore Turf Club chief knew the end was coming”. 20240117閲覧。
  18. ^ 青木怜『競走馬の文化史』筑摩書房、19951215、58,175-176頁。 
  19. ^ 平地一紀 (2022年8月6日). “イギリスの競馬、ムチ使用に「厳格ルール」…動物愛護に関心高い世論を反映”. 読売新聞オンライン. 2023年3月3日閲覧。
  20. ^ JRAが来年度の開催日割案などを発表 京都競馬は4月22日に再開”. サンスポZBAT! (2022年10月18日). 2023年3月3日閲覧。 “これまで競走中に10回まで認められていた連続したムチの使用は、来年から5回が上限となる。世界的にムチの多用に対するルールの厳格化が進められており、日本でも厳しくなる。”
  21. ^ 【特別企画】日本中に馬のいる風景を―引退馬協会の取り組み/引退馬の現状と未来(1)”. 20240215閲覧。
  22. ^ 青木怜『競走馬の文化史』筑摩書房、19951215、19,122-123,136-141,173頁。 
  23. ^ 米国馬屠殺防止法案が下院を通過したが問題は残る - 競馬国際交流協会・海外競馬速報
  24. ^ 『動物が幸せを感じるとき』NHK出版、20111225、159頁。 
  25. ^ SENS. MENENDEZ, GRAHAM LEAD COLLEAGUES IN INTRODUCING BIPARTISAN LEGISLATION TO BAN HORSE SLAUGHTER”. 20240215閲覧。
  26. ^ 『競走馬の文化史』筑摩書房、19951215、131-134頁。 






競馬と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「競馬」の関連用語

競馬のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



競馬のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの競馬 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS