空手道 (ゲーム)
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反響
評価
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- アーケード版
- ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』(1998年)においてライターのスーは、若者が空手道場で鍛錬した後に全国大会を目指すというストーリーに関して「なんとも分かりやすいストーリーで、飽きを来させないものに仕上げている」と称賛し、ゲームスタート時に初心者用の練習モードがある事に関しても親切設計であると称賛した[1]。また、本作が劇画『空手バカ一代』(1971年 - 1977年)を彷彿させると主張した[1]。
- ファミリーコンピュータ版
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計21点(満40点)となっている[11]。
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、11.70点(満25点)となっている[14]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では、本作を「とってもベーシックな空手ゲーム」と位置付けており、発売当時にほとんど話題にならなかった事を指摘した上で「やり込んでみると妙に味があり、クセになってしまうだろう」と肯定的に評価した[14]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 2.40 2.20 2.30 2.40 - 2.40 11.70
- ゲーム誌『ユーゲー』では、アーケード版が4方向レバーを2本使用する特殊な操作系であった事を指摘した上で、「FCの少ないボタンで巧みにカバー」していると肯定的に評価した[15]。またステージの種類が増えた事に関して「崖の上や荒野、裏路地でストリートファイトと、無駄にケレン味タップリ」と表現し、ゲーム性に関しては「妙な当たり判定もあり、一撃の重みによる緊迫感は手に汗を握ってしまうこと必死だ」と称賛した[15]。
訴訟
- 1988年にデータイーストUSA社は、自社の『Karate Champ』とよく似た『International Karate』(1985年)というゲームを販売していたEpyx社を著作権侵害であるとして訴えた。アメリカ合衆国連邦裁判所は「カラテを題材としたゲームはそのアイディアと表現が不可分であり、どうしてもその表現が似たものとなってしまうため、『International Karate』が『Karate Champ』の著作権を侵害しているとは必ずしも言えない」としてデータイーストの訴えを退けた。この裁判は、アメリカにおけるゲームのルック・アンド・フィールに関する初の訴訟として重要な判例とされている。
- 1994年にカプコンは、自社の『ストリートファイターII』(1991年)とよく似た『ファイターズヒストリー』(1993年)というゲームを販売していたデータイースト社を著作権侵害であるとして訴えた。対して、データイースト社は「自社の『対戦空手道 美少女青春編』こそが対戦格闘ゲームの元祖であり、むしろ『ストリートファイターII』が自社の著作権を侵害している」と主張してカプコンの訴えを退けた。なお、対戦型格闘ゲームの先駆け的存在としては、本作を始めとして、ブローダーバンドの『カラテカ』(1984年6月)、任天堂の『アーバンチャンピオン』(1984年11月)、アイレムの『スパルタンX』(1984年12月)、コナミの『イー・アル・カンフー』(1985年1月)等がある。
- ^ a b c d e f g 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、94頁、ISBN 9784881994290。
- ^ a b c d e f g h 「1984年 空手道」『甦る 20世紀アーケードゲーム大全 Vol.1 アイデア満載! ユニークゲーム編』メディアパル、2019年9月30日、131頁。ISBN 9784802110372。
- ^ “郷愁誘う豪華7点セット!レトロゲーム復刻シリーズ『オレたちゲーセン族』発売決定” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2005年5月28日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “「バーチャルコンソールアーケード」「Wiiウェア」3月16日配信作品” (日本語). iNSIDE. イード (2010年3月15日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “格闘ゲームの元祖『空手道』がPS4で遊べる“アーケードアーカイブス”シリーズに登場!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2014年10月9日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ 船津稔 (2014年10月9日). “アーケードアーカイブス「空手道」配信開始!” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年2月2日閲覧。
- ^ “『アーケードアーカイブス 空手道』10月3日よりSwitch向けに配信開始。スティック操作の組み合わせによる空手技を駆使して、鍛錬や対戦に挑むアクション” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2019年10月2日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ 長岡頼 (2019年10月2日). “Switch版「アーケードアーカイブス 空手道」配信決定” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年2月2日閲覧。
- ^ “Switch用「アーケードアーカイブス 空手道」が10月3日に配信” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2019年10月2日). 2020年2月2日閲覧。
- ^ “Karate Champ for Arcade (1984)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月1日閲覧。
- ^ a b “カラテ・チャンプ まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2016年12月30日閲覧。
- ^ “Karate Champ for iPhone (2010)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月1日閲覧。
- ^ “Karate Champ for Commodore 64 (1985)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月1日閲覧。
- ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、86頁。
- ^ a b c 「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション、2003年10月1日、59頁、雑誌17630-10。
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