異性化糖 異性化糖の概要

異性化糖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 04:32 UTC 版)

日本の食品の原材料名でよく果糖ブドウ糖液糖と表記されるものである。

デンプンは主に穀物ジャガイモサツマイモなどに複数のブドウ糖が結合した状態で大量に含まれている。それ自体は強い甘味を呈するものではないが、加水分解することにより結合したブドウ糖を分離し、さらに異性化処理を行うことによってブドウ糖をより甘味の強い果糖へと変換することができる。

アメリカでは特にトウモロコシのデンプン(コーンスターチ)を原料とすることが多く、この種の異性化糖は一般的にはコーンシロップ(High-fructose corn syrup, HFCS)として認知されている。

1970年代後半より、砂糖の代わりを担ってきた[2]。甘さをショ糖と同等に調整した果糖55%、ブドウ糖42%のHFCS 55が、ソフトドリンクに使用されるなど、最も普及している。広く言えば新しい砂糖である。




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