漫☆画太郎
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漫☆画太郎 | |
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活動期間 | 1990年 - |
ジャンル | ギャグ漫画 |
代表作 |
『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』 『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』 『地獄甲子園』 『ババアゾーン』 |
1990年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載された『人間なんてラララ』でデビュー[1]。同誌で『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』を連載し、話題となる。
来歴
1990年、『人間なんてラララ』で『週刊少年ジャンプ』の第1回GAGキングを受賞[2]。同年、同誌に掲載されデビュー。『地獄甲子園』および短編をオムニバス形式にした『ババアゾーン』が映画化、2009年には『地獄甲子園』、『世にも奇妙な漫☆画太郎』、『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』の各作品がFLASHアニメとしてDVD化されている。
デビューから現在に至るまで一貫してナンセンスギャグ漫画を描いている。キャラクターの首が千切れ飛んだり、車に轢かれて潰されたりする暴力的・グロテスクな描写、脱糞、嘔吐などの下ネタを多用する過激な作風が特徴。スクリーントーンをほとんど使用せず、描画は荒いが、『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』の主人公「娘々(にゃんにゃん)」のような可愛いらしいキャラクターも時々登場する。平気で以前の話をなかったことにするストーリー展開、既存の漫画・ドラマのパロディやメタフィクションギャグ、1ページから見開き2ページを使った大ゴマ、コピー機を購入した嬉しさから多用するようになった通称“コピーギャグ”(バンクシステムの一種)も定番である。
自ら連載途中で打ち切りへ持っていくような展開も多く、まともに完結を迎えた作品は少ない。実際、画太郎本人も自身が大の連載嫌いであることを単行本の巻末コメントで明らかにし、最終話のタイトルを「打ち切り」にするなど、それ自体をギャグにすることもある。
2013年9月21日には、千葉ロッテマリーンズから同球団とのコラボグッズが販売された[3]。その後完売したため、10月12日に一部商品を販売している[4]。
2014年8月14日 - 8月26日に、自身初の個展となる「漫☆個展」をpixiv Zingaro(中野ブロードウェイ内)にて開催する[5]。
2020年11月27日 、日本の昔話を独自に解釈した絵本を「笑本(えほん)」として、ガタロー☆マン名義でシリーズ刊行することを発表。第1弾は『ももたろう』[6]。
2021年9月、画業30周年突破を記念してババアのグラビアなども収録された初の画集『画業30周年記念 漫☆画臭』を刊行[7]。同年12月、ガタロー☆マン名義で執筆した『笑本 おかしばなし1 ももたろう』で、「第14回MOE絵本屋さん大賞2021」の新人賞第1位を受賞[8]。
影響
藤子不二雄のファンで、『まんが道』を読んでマンガ家を志したという[9]。また、画太郎の作品である『珍遊記』の作中で『まんが道』のパロディマンガを描いたこともある。藤子不二雄Ⓐ自身も画太郎に直筆メッセージを送ったことがある。
原哲夫のファンで、原に出会った際興奮して自分のサイン色紙を無理やり渡したという[10]。また宮崎駿のファンで、「GAGキング」に投稿した経緯も「宮崎駿氏の研修生に落ちた腹いせに集英社に落書きを送った」と述べている[注 1]。『Quick Japan』誌のインタビューでは好きな作品に『となりのトトロ』『風の谷のナウシカ』をあげている。また武田鉄矢や海援隊、テレビドラマ『101回目のプロポーズ』を好む。
電気グルーヴのファンである。画太郎は『電気グルーヴのオールナイトニッポン』のリスナーであり、番組で行った漫画家からのFAX募集企画にFAXを送って紹介されたことからつながりができる。『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』で長編デビューを飾った当初から番組内で石野卓球とピエール瀧は画太郎の才能を大絶賛しており、画太郎も『珍遊記』最終回には実名で2人を模したキャラクターを登場させた(新装版では名前が差し替えられている)。また、ピエール瀧を原作に据えた『虐殺! ハートフルカンパニー』『樹海少年ZOO1』も後に発表している。
注釈
出典
- ^ “平成最後の奇跡…漫☆画太郎「ババア」衝撃のグラビアデビュー”. ORICON NEWS (2019年1月25日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “漫☆画太郎”. コミックナタリー (ナターシャ) 2021年9月3日閲覧。
- ^ 9/21(土) マリーンズストア、オンラインショップ新商品発売情報!!(2013年9月21日付公式サイトより)
- ^ 10/12(土)より、漫☆画太郎コラボグッズ再販決定!!(2013年10月10日付公式サイトより)
- ^ 漫☆個展 | 2014.08.14 – 08.26(pixiv Zingaro公式サイトより)
- ^ a b 【初版限定!読み聞かせ音声特典あり】ギャグマンガ界の鬼才!漫☆画太郎が「ガタロー☆マン」となって本気で描く「笑本(えほん)シリーズ」、創刊し……ました!!!
- ^ a b “これが芸術だ!!!バカヤロ──ッ!!!漫☆画太郎初の画集、ババアのグラビアも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月27日) 2021年9月3日閲覧。
- ^ “漫☆画太郎のガタロー☆マン“笑本”が、MOE絵本屋さん大賞新人賞1位を受賞”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月28日) 2021年12月28日閲覧。
- ^ 2001年6月28日発行『Quick Japan』Vol.37掲載のインタビューより。
- ^ 『珍遊記』6巻
- ^ a b 「ジャンプGAGキング選考結果発表」『週刊少年ジャンプ1989年52号』集英社、1989年12月11日、雑誌29932-12/11、44-45頁。
- ^ 『Quick Japan』Vol.52巻末の寄稿者紹介による。
- ^ “ビジネスジャンプ漫画連載陣:世にも奇妙な漫☆画太郎/漫☆画太郎”. ビジネスジャンプ. 2010年8月16日閲覧。
- ^ 『Quick Japan』Vol.37インタビューより。
- ^ “漫☆画太郎12年ぶり週刊連載は、サン☆テグジュペリ原作の「星の王子さま」”. コミックナタリー (2017年9月25日). 2017年9月25日閲覧。
- ^ Inc, Natasha (2022年11月10日). “漫☆画太郎がバカでもわかるように古典文学をマンガ化「漫古☆知新」スタート”. コミックナタリー. 2022年11月12日閲覧。
- ^ “第6話 漫古☆知新-バカでもわかる古典文学-”. 少年ジャンプ+. 集英社. 2023年4月13日閲覧。
- ^ “画太郎先生がバカでもわかるように古典文学をマンガ化!「漫古☆知新」発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年5月2日) 2023年5月2日閲覧。
- ^ “漫☆画太郎、渾身の“新連載”「珍ピース」で22年ぶりジャンプ登場も3Pで打ち切り”. コミックナタリー (2017年9月16日). 2017年9月16日閲覧。
- ^ “漫☆画太郎、恋愛競馬漫画『TERRACE HORSE』 杉田智和らが壮絶なイラストに”. KAI-YOU.net | POP is Here . (2019年10月7日). 2019年10月20日閲覧。
- ^ “漫☆画太郎:読者参加型の新連載「変臭者☆モミーの大冒険」 読者の“指示”で描く”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2020年5月9日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ 深海 (2021年1月9日). “漫☆画太郎の最新恋愛ギャグ漫画「へっぴり嫁VSものぐさ太郎」が無料公開 | Buzzap!”. buzzap.jp. 2021年1月12日閲覧。
- ^ “はうあ! 漫☆画太郎先生と「世界名作劇場」のキャラクターがコラボしたiPhone5ジャケットだってぇぇぇ~!!!!!”. Pouch (2013年8月9日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “またキター! 漫☆画太郎先生と「世界名作劇場」のコラボストラップが登場 / ラスカルもパトラッシュも衝撃的な出来栄え”. Pouch (2014年1月12日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ “漫☆画太郎がデザインした「世界名作劇場」ブリーフのシズル感に感激! パトラッシュもラスカルもヨダレを垂らしてうれしそう♪”. Pouch (2015年10月25日). 2021年4月3日閲覧。
- ^ 漫☆画太郎『珍ピース』のパロディ騒動から見る、実は“なんでもあり”のジャンプ編集針とは? オリコンニュース 2017年10月9日
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