東京ラブストーリー
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『東京ラブストーリー』(とうきょうラブストーリー)は、柴門ふみによる日本の漫画作品。1988年から小学館『ビッグコミックスピリッツ』で連載、ビッグスピリッツコミックスより刊行された。本編は全4巻刊行されている。サラリーマンの永尾完治(カンチ)と同僚の赤名リカの関係を中心に、東京に生きる若者たちの姿を描く[1]。キャッチコピーは、「東京では誰もがラブストーリーの主人公になる」[2]。略称として『東ラブ』と呼称されることもある[3]。2016年10月時点で累計発行部数は250万部を突破している[4]。
注釈
- ^ 『ティファニーで朝食を』の主人公であるホリー・ゴライトリーがモデルとのこと[9]。
- ^ 転勤願いは、完治の入社以前に出していたもので、リカ自身も完治が入社後はそれを出していた事自体忘れていた。
- ^ 坂元の提案後スタッフ陣で1か月間話し合い、プロデューサーの大多が最終的に判断した[2]。
- ^ 1988年に放送されたフジテレビのトレンディドラマの代表作の1つ。主演のW浅野(浅野温子・浅野ゆう子)が人気となり、作中の彼女たちの生活スタイルは当時の若い女性の憧れとなった。Wikipediaの当該記事によるとこの作品のヒットにより、以後数々のトレンディドラマが作られたとされる。
- ^ 後述の2020年版では、平成不況後の等身大の若者風俗となっている。作家・評論家の佐藤優は、人工透析中に両者を見比べて、日本の貧困化を実感したという[12][13]。
- ^ 木造の柱には「永尾完治・赤名リカ」の名が実際に彫られ、放送後に名前の上から透明のカバーで保護された。
- ^ 当時男女雇用機会均等法ができてから5年ほど経っていたが、一般社会では女性はまだまだ自分の意思をはっきりと表明しにくい時代だった[2]。
- ^ 詳しくは、完治の方からリカに街で会う約束をするが、部屋を出る直前に訪れたさとみに引き留められ、結局約束をすっぽかしてリカを傷つけるというシーン。
- ^ 具体的には、当時おでんは馴染みのある食べ物だったが、まだコンビニに置かれていない頃だった。永山はビーフシチューにしようか迷ったが、リカには都会的で“洋”のイメージを持ち、さとみに“和”のイメージを持っていたことからおでんに決めた[2]。
- ^ オープニングでは乗っているシーンが登場するが、特別編ではスポンサーの関係で劇中のシーンに差し替えられた。
- ^ 1993年9月27日に、空港ターミナルビル「ビックバード」供用開始により、建物は取り壊されている。
- ^ 当時建設途中のレインボーブリッジ橋脚部分が見える。
- ^ 現在は取り壊されて跡地にはマンションが建設されている。
- ^ http://www.amlux.jp/index.html
- ^ 海側のホームは高浜方面行きの乗り場であり、梅津寺駅の隣の駅である高浜駅が終点である。
- ^ 放送終了後25年以上経過した現在もホームの柵へはハンカチが結ばれている。
- ^ 1999年、新校舎の建築に伴い旧校舎は取り壊される。校舎の柱は、2000年に同じ久万高原町に開館したふるさと旅行村に移設、展示されている。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 週刊現代2022年9月24日・10月1日号・週現「熱討スタジアム」第445回「ドラマ『東京ラブストーリー』を語ろう」p144-147
- ^ a b c “「東ラブ」に翻弄された有森也実 続編あればやると明言”. 週刊女性セブン. (2016年11月24日) 2018年9月30日閲覧。
- ^ “東京ラブストーリー:「女性セブン」で続編、27年ぶり連載へ 前作の25年後“アラフィフ”のカンチとリカ描く”. MANTANWEB. (2016年10月27日) 2022年3月26日閲覧。
- ^ “「東京ラブストーリー」続編がスピリッツに、50歳になったカンチとリカが再会”. コミックナタリー. (2016年1月25日) 2016年10月28日閲覧。
- ^ “「東京ラブストーリー」26年ぶり連載再開 「女性セブン」で全7回”. スポニチアネックス. (2016年10月28日) 2016年10月28日閲覧。
- ^ a b “「東京ラブストーリー」、29年ぶり復活! 次世代スターで今春FOD配信”. SANSPO.COM (産業経済新聞社). (2020年1月24日) 2020年1月24日閲覧。
- ^ “ミュージカル「東京ラブストーリー」柿澤&笹本、濱田&唯月がカンチとリカに”. ステージナタリー (ナターシャ). (2022年3月16日) 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b 『漫道コバヤシ』第33回 東京ラブストーリー刊行25周年!柴門ふみSPより
- ^ a b c 大多亮『ヒットマン テレビで夢を売る男』角川書店刊/1996年。
- ^ 『月刊カドカワ』1991年5月号「柴門ふみスペシャル/本人自身による全作品解説」/角川書店刊。
- ^ クローズアップ現代『佐藤優ロングインタビュー スクープの舞台裏、混迷する世界・新時代への思い』
- ^ 貧困だからこそ “贈与の連鎖”を 『佐藤優×片山杜秀 「東京ラブストーリー」リメイクが描き出した日本経済の衰退』NEWSポストセブン
- ^ “東京ラブストーリー(2020年版)”. 2020年6月6日閲覧。
- ^ “東京ラブストーリー”. 2020年6月6日閲覧。
- ^ a b "伊藤健太郎、石橋静河ら出演 現代版『東京ラブストーリー』フジテレビで地上波放送決定". Real Sound. blueprint. 17 September 2021. 2021年9月17日閲覧。
- ^ “Vaundy、2020版「東京ラブストーリー」の主題歌担当”. 音楽ナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年4月13日) 2020年4月13日閲覧。
- ^ "『東京ラブストーリー』ミュージカル化 "カンチ役"に柿澤勇人&濱田龍臣「どうなっちゃうの?」「緊張で頭が真っ白」". ORICON NEWS. oricon ME. 2 August 2022. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “「東京ラブストーリー」出演55歳女優が黒髪ショートで久々TV「誰か分からん」「スタイル健在」”. 日刊スポーツ (2024年5月15日). 2024年5月15日閲覧。
- 1 東京ラブストーリーとは
- 2 東京ラブストーリーの概要
- 3 書誌情報
- 4 テレビドラマ
- 5 配信ドラマ / テレビドラマ
- 6 ミュージカル
- 7 備考
固有名詞の分類
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