新宿イーストサイドスクエア 主な施設

新宿イーストサイドスクエア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 20:12 UTC 版)

主な施設

新宿イーストサイドスクエア

東新宿駅A3出入口

敷地北部に位置するオフィスビル。地上20階地下2階、オフィス基準階有効面積約1,800のフロアプレートを有し、地下1階と1階の一部が店舗、1階〜20階が事務所用のフロアとなっている。地下1階のサンクンガーデンには飲食店やクリニック、フィットネスクラブなどが入っており、東新宿駅と直結している。2012年5月に竣工、2012年9月にグランドオープンした。

概要[11]

  • 敷地面積:25,809.68㎡
  • 延床面積:170,220.33㎡
  • 地下2階 地上20階
  • 高さ:96m
  • 竣工日:2012年5月

都内最大級の1フロア床面積

1フロアの床面積(1,789坪、約5,900㎡)は、ガーデンシティ品川御殿山、KDX豊洲グランスクエアNAKANO CENTRAL PARK SOUTHなどと並び、竣工時において都内最大級となり、エレベーターや非常用階段などがフロア外周に配置され、(一般的なロの字型やコの字型ではなく)ほぼ整形の広大なオフィス空間が提供される[12]。エレベーターは、事務所乗用10基×3バンク(高層階は12基)、非常用3基/人荷用1基。この広大なオフィスフロアを活かし、オフィス機能やグループ企業の集約化を進め業務の効率化を図ろうとする企業がスクウェア・エニックスを皮切りに数多く入居している。

環境面、防災面の工夫

環境面では、不規則な凹凸を持たせたガラスとプレキャストコンクリート板を組み合わせた外装システムを導入し、シンボリックな外観デザインを採っているが、これは周辺への圧迫感や直射日光の反射を軽減し[12]、周辺住民のプライバシーの確保、ビル壁面のガラスへの映りこみ防止を図るためのものである。さらに、ダブルスキン(東西南面)やエアバリアファン(北面)などを組み合わせることで徐熱・断熱を行うなど、竣工時の東京都の一般的な大規模オフィスビルに比べて二酸化炭素排出量を25%削減する省エネルギー・高エネルギー効率を実現している[4]。このデザインは、PAL低減率(建物断熱性能)で35.37%、ERR(設備の省エネ効率)では36.94%を達成するものであり、いずれも東京都が定める指標の最高位(ランク3)に入っている[12]

防災面では、鉄骨断面の中にコンクリートを充填したCFT柱を採用し、コアフレーム内に粘性壁とアンボンドブレースを配置した制振構造を採用することで高い耐震性を確保するとともに、72時間運転可能な非常用発電機の設置等により建物の安全性を高め、さらには地域貢献として防災倉庫やマンホールトイレも整備している[12]

主なテナント

ARTNIA(アルトニア)

(2023年4月現在)

交通アクセス

コンフォリア新宿イーストサイドタワー(旧・パークハビオ新宿イーストサイドタワー)

パークハビオ新宿イーストサイドタワー

コンフォリア新宿イーストサイドタワーは、新宿イーストサイド敷地南部に位置するタワー型高級賃貸マンションである。当初は、三菱地所が展開する「パークハビオ」シリーズとして建設され、パークハビオ新宿イーストサイドタワーと称された。メインタワーは地上32階建て、高さ111mであり、アネックス棟(2〜4階)、ゲート棟と合わせて計761戸の賃貸マンションとして運営されている。メインタワーの1階にはスーパーマーケットのマルエツ(新宿六丁目店)が入居するほか[13]、アネックス棟1階、ゲート棟1階はテナントスペースとして開放されている。

2014年12月には、東急不動産が建物ごと取得した。東急不動産は、副都心線エリアへの投資を強化しており、稼働率が90%を超える同マンションの収益性を評価したためである[14]。さらに、2016年2月には東急不動産がスポンサーのコンフォリア・レジデンシャル投資法人が132億6,400万円で取得し、マンション名称を「コンフォリア新宿イーストサイドタワー」と改めた。建物管理は、三菱地所コミュニティが行っている。土地は独立行政法人都市再生機構が所有しており、2077年までの定期借地権が設定されている。2016年1月現在の月額賃料は1億1,354万6千円である[15]

概要[16]

  • 敷地面積10,870.10㎡
  • 地下1階 地上32階
  • 高さ:111m
  • 竣工日:2011年12月

共用施設

居住者用の共用施設として、メインタワーの32階にインフィニティ・エッジ・プールとクラブラウンジ、31階にラウンジと直結した屋外テラスがあり、ケータリングサービスも実施されている。また、31階、32階にはトレーニングジムがあり、ゴルフレンジも併設されている(ほかにシミュレーション・ゴルフとカラオケができる貸切スペースもある)。さらに32階はドライサウナ・ミストサウナを完備した温浴施設があり、都内を一望できるリラクゼーションルームも併設されている。地下のタワー駐車場には車寄せがあり、バレットパーキングが実施されている[17]

防犯・防災

防犯・防災面では、1階の防災センターに管理員・警備員が24時間常駐しており、防犯カメラによる監視と夜間巡回、非常時出動が実施されているほか、トリプルセキュリティが整備されている。アネックス棟1階には新宿区指定防災倉庫が置かれ、毛布、コンパクトトイレ、ポータブル発電機などの備品が備蓄されているほか、マンホールトイレも準備されている[17]

交通アクセス


  1. ^ 「2014年ランドスケープコンサルタンツ協会賞『新宿イーストサイドスクエア』最優秀賞受賞のお知らせ」 - 三菱地所設計、2014年4月7日
  2. ^ 三菱地所プレスリリース
  3. ^ 「東新宿に新たなランドマークが誕生、『新宿イーストサイドスクエア』竣工」 - 財経新聞、2012年5月17日
  4. ^ a b c 「東新宿に新たなランドマーク誕生 大規模環境創造型プロジェクト〜「新宿イーストサイドスクエア」竣工」 (PDF) - 三菱地所、日本土地建物、大和ハウス工業、平和不動産、2012年5月17日
  5. ^ 三菱地所『丸の内百年の歩み 三菱地所社史下巻』1993年3月6日、305-306頁。 
  6. ^ 日経不動産マーケット情報 2012年5月25日号
  7. ^ 「『新宿イーストサイドスクエア』が完成し報道公開 9月開業を前に」産経ニュース、2012年5月17日
  8. ^ 「SHINJUKU EASTSIDE SQUARE」 (PDF) - 三菱地所・日本土地建物
  9. ^ 「新宿イーストサイドスクエアに本社移転、スクウェア・エニックス」 - 日経不動産マーケット情報、2012年1月6日
  10. ^ 日本テレビサービス沿革
  11. ^ 三菱地所プロパティマネジメント
  12. ^ a b c d 「【開発】新宿イーストサイドスクエアが完成、1フロア面積は都内最大級」 - 日経不動産マーケット情報、2012年5月25日
  13. ^ マルエツプレスリリース
  14. ^ 「副都心エリア 賃貸高層マンション“丸ごと”買い!」『新宿新聞』2015年6月15日
  15. ^ 「資産の取得及び貸借に関するお知らせ(コンフォリア新宿イーストサイドタワー他1物件)」 - コンフォリア・レジデンシャル投資法人・東急不動産コンフォリア投信株式会社、2016年1月5日
  16. ^ PARK HABIO SHINJUKU EASTSIDE TOWER 物件概要
  17. ^ a b 「『パークハビオ新宿イーストサイドタワー』募集開始」 - 三菱地所、2011年12月16日


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