房総半島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/14 08:55 UTC 版)
気候
黒潮は、房総半島の沖合いで東に流れを変え、北東からの親潮と潮目をつくっている。内陸部(房総丘陵)は関東平野中央部の内陸性気候を呈するが、全体としては黒潮の影響で温暖な海洋性気候を示している。南端部では無霜地帯があり、降水量の多さも含めて南部の海洋性気候は内陸部とは明らかな違いがある[9]。房総半島は一般に温暖な気候のところとして知られる。高い山地はないが[注 4]、海岸の気候、岬の気候、河岸の気候など様々な気候が見られるところでもある[4]。年間平均気温16度以上で、冬でもめったに雪が降らない温暖な地域である房総半島南部の館山市・勝浦市では、真夏日日数も少ない避暑地でもある。そのため夏は避暑地に、冬には避寒地として多くの観光客が訪れる。
館山 1981-2010年の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 11.2 (52.2) |
11.4 (52.5) |
14.1 (57.4) |
18.8 (65.8) |
22.3 (72.1) |
24.9 (76.8) |
28.5 (83.3) |
30.5 (86.9) |
27.4 (81.3) |
22.6 (72.7) |
18.2 (64.8) |
13.8 (56.8) |
20.31 (68.55) |
日平均気温 °C (°F) | 6.3 (43.3) |
6.6 (43.9) |
9.5 (49.1) |
14.2 (57.6) |
18.1 (64.6) |
21.2 (70.2) |
24.8 (76.6) |
26.4 (79.5) |
23.3 (73.9) |
18.1 (64.6) |
13.3 (55.9) |
8.7 (47.7) |
15.88 (60.58) |
平均最低気温 °C (°F) | 1.0 (33.8) |
1.4 (34.5) |
4.5 (40.1) |
9.3 (48.7) |
14.1 (57.4) |
18.0 (64.4) |
21.9 (71.4) |
23.2 (73.8) |
19.9 (67.8) |
13.9 (57) |
8.4 (47.1) |
3.4 (38.1) |
11.58 (52.84) |
降水量 mm (inch) | 81.8 (3.22) |
82.4 (3.244) |
166.2 (6.543) |
150.2 (5.913) |
149.8 (5.898) |
215.2 (8.472) |
173.6 (6.835) |
126.0 (4.961) |
219.5 (8.642) |
219.9 (8.657) |
130.0 (5.118) |
75.4 (2.969) |
1,790 (70.472) |
平均月間日照時間 | 170.4 | 152.5 | 153.8 | 175.3 | 173.3 | 133.6 | 170.8 | 215.3 | 143.6 | 137.7 | 145.1 | 166.1 | 1,937.5 |
出典:気象庁[11] |
注釈
出典
- ^ a b 千葉県勢要覧 令和4年版
- ^ 『世界大百科事典』26-153頁
- ^ a b 『千葉県の歴史』6頁
- ^ a b 『角川日本地名大辞典(千葉県)』19頁
- ^ 昔、千葉県は島だった!? 海岸線の変化と香取海【千葉地理学会連載 おもしろ半島ちばの地理再発見】『千葉日報』(2017年1月17日)2021年9月3日閲覧。
- ^ 『図説 千葉県の歴史』32頁
- ^ 水に囲まれた地を象徴 千葉県の東西南北端は【千葉地理学会連載 おもしろ半島ちばの地理再発見】『千葉日報』(2018年8月22日)2019年2月13日閲覧。
- ^ 『ブリタニカ国際大百科事典』5-1041頁
- ^ a b c 『千葉県の地名(日本歴史地名大系 12)』27頁
- ^ 『千葉県の将来⼈⼝と変化を踏まえた今後の地⽅創⽣のあり⽅〜⼈⼝変動を⾒据えたブロック毎のあるべき地⽅創⽣の姿〜』千葉銀行(2017年9月)2019年2月13日閲覧。
- ^ “館山 平年値(年・月ごとの値) 主な要素”. 気象庁. 2016年4月12日閲覧。
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