密柑山町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 01:58 UTC 版)
地理
名古屋市瑞穂区東部に位置する[2]。東は弥富町、西は田辺通、南は下山町、北は松栄町に接する[2]。
歴史
町名の由来
弥富町の小字名「密柑山」による[3]。字名は、当地が蜜柑畑として利用される丘陵地(通称:八事丘陵)であったことに由来するとの説がある[3]。古くは「蜜柑山」あるいは「櫁柑山」と表記されていたが[WEB 6]、「密柑山」との誤字がそのまま町名に採用されてしまったのだという[4]。町内の名古屋市立陽明小学校には町名に因み、ミカンの木が植えられている[3]。この他に、「三箇山(みかやま)」の転で三つの山を表すという説もある[4]。
行政区画の沿革
- 1932年(昭和7年)8月1日 - 南区弥富町字密柑山・上山および春山町の各一部により、同区密柑山町1~2丁目として成立[1]。
- 1934年(昭和9年)6月1日 - 一部が南区松栄町および陽明町に編入される[5][6]。
- 1937年(昭和12年)10月1日 - 行政区の変更に伴い、昭和区密柑山町となる[7]。
- 1943年(昭和18年)8月16日 - 昭和区弥富町の一部を編入し、一部が下山町に編入される[7]。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 行政区の変更に伴い、瑞穂区密柑山町となる[7]。
世帯数と人口
2019年(平成31年)3月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
密柑山町 | 516世帯 | 1,233人 |
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
1950年(昭和25年) | 217人 | [8] | |
1955年(昭和30年) | 417人 | [8] | |
1960年(昭和35年) | 862人 | [9] | |
1965年(昭和40年) | 951人 | [9] | |
1970年(昭和45年) | 1,048人 | [10] | |
1975年(昭和50年) | 1,161人 | [10] | |
1980年(昭和55年) | 1,150人 | [11] | |
1985年(昭和60年) | 1,256人 | [11] | |
1990年(平成2年) | 1,322人 | [12] | |
1995年(平成7年) | 1,296人 | [13] | |
2000年(平成12年) | 1,213人 | [WEB 7] | |
2005年(平成17年) | 1,269人 | [WEB 8] | |
2010年(平成22年) | 1,233人 | [WEB 9] |
学区
市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 10]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 11]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 | 高等学校 |
---|---|---|---|
全域 | 名古屋市立陽明小学校 | 名古屋市立汐路中学校 | 尾張学区 |
松栄町 | ||||
田辺通 | 弥富町 | |||
密柑山町 | ||||
下山町 |
WEB
- ^ “愛知県名古屋市瑞穂区の町丁・字一覧” (日本語). 人口統計ラボ. 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b “町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)” (日本語). 名古屋市 (2019年3月20日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
- ^ 名古屋市役所市民経済局地域振興部住民課町名表示係 (2015年2月10日). “瑞穂区の町名一覧” (日本語). 名古屋市. 2015年10月8日閲覧。
- ^ 国立国会図書館 (2011年12月1日). “名古屋市瑞穂区に密柑山町という地名があるが、昔の地図では「蜜柑山」という文字だったと記憶している。なぜ「蜜」ではなく「密」の文字が使われるようになったのか知りたい。”. レファレンス共同データベース. 2021年8月10日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2005年7月1日). “(刊行物)名古屋の町(大字)・丁目別人口 (平成12年国勢調査) (8)瑞穂区(第1表から第3表) (Microsoft Excelの.xls)” (日本語). 2015年10月15日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2007年6月27日). “(刊行物)名古屋の町(大字)・丁目別人口 (平成17年国勢調査) (8)瑞穂区(第1表から第3表) (Microsoft Excelの.xls)” (日本語). 2015年10月15日閲覧。
- ^ 名古屋市役所総務局企画部統計課統計係 (2012年4月22日). “(刊行物)名古屋の町(大字)・丁目別人口 (平成22年国勢調査) (8)瑞穂区(第1表から第3表) (Microsoft Excelの.xls)” (日本語). 2015年10月15日閲覧。
- ^ “市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 平成29年度版 (PDF)” (日本語). 日本郵便. 2019年3月21日閲覧。
書籍
- ^ a b 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 615.
- ^ a b c d 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1989, p. 1521.
- ^ a b c d 名古屋市計画局 1992, p. 400.
- ^ a b 木全秀視 2007, p. 98.
- ^ 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 614.
- ^ 瑞穂区制施行50周年記念事業実行委員会 1994, p. 616.
- ^ a b c 名古屋市計画局 1992, p. 802.
- ^ a b 名古屋市総務局企画室統計課 1957, p. 85.
- ^ a b 名古屋市総務局企画部統計課 1967, p. 78.
- ^ a b 名古屋市総務局統計課 1977, p. 53.
- ^ a b 名古屋市総務局統計課 1986, p. 76.
- ^ 名古屋市総務局企画部統計課 1991, p. 44.
- ^ 名古屋市総務局企画部統計課 1996, p. 114.
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