奥多摩湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 02:07 UTC 版)
湖の周辺
- 湖の西端からは多摩川(上流域の山梨県内では丹波川(たばがわ)とも呼ばれる)が、南西から小菅川がそれぞれ奥多摩湖に流れ込んでいる。また、東端からは多摩川が流れ出している。
- 湖のすぐそばに小河内神社がある。
- 湖面は水道専用貯水池のため、水質汚染防止など水質管理上の理由で開放されていないが、周辺は桜の名所として知られている。
- 旧小河内村には「鶴の湯温泉」という湯治場が存在していた。ダム竣工に伴う湯治場の水没により源泉からの汲み上げポンプを設置したが、長年活用されず「幻の温泉」と呼ばれていた。その後、汲み上げポンプを補修・整備し、1991年(平成3年)に「鶴の湯温泉」として正式に復活した。
- 奥多摩湖バス停前に、1998年11月27日に奥多摩水と緑のふれあい館が開館した。資料館の展示内容は自然環境や、ダム建設の様子やダムに沈んだ小河内集落の民俗など。入館料は無料である。
- 湖畔の北側および南側はツキノワグマ生息域であり人が襲われるケースがまれにあるので注意が必要(山野井泰史の項を参照)。
- 南側の奥多摩周遊道路の起点近くには、ログハウスやキャンプ場を完備し、蕎麦打ちをはじめ様々な体験ができる「東京都立奥多摩湖畔公園 山のふるさと村」があり、年代を超えた多くの人から親しまれている。
- 周辺にはダム竣工時の水没からは免れたものの、当時事実上の孤島となった集落の面影が散見でき、当時放置されたと思われる、木々に埋もれたオート三輪も見つける事が出来る。
- ^ a b c 【水都東京ものがたり】(7)小河内ダム:山守り飲み水守る/水質調査や林整備『読売新聞』朝刊2023年1月13日(都民面)
- ^ 東京都の水源は約8割が利根川水系および荒川水系、約2割が多摩川水系である。水源・水質 安定した水源の確保 東京都水道局(2020年7月9日閲覧)
- ^ 水力発電所データベース 多摩川第一 一般社団法人電力土木技術協会(2023年1月14日閲覧)
- ^ 文献にみる補償の精神【4】「帝都の御用水の爲め」(小河内ダム)日本ダム協会
- ^ 「小河内ダム、曲渕ダム 選奨土木遺産に認定」日本水道新聞(2018年10月1日)2019年10月12日閲覧
- ^ ■多摩川風物詩■(5)奥多摩湖周辺の魚類相について とうきゅう環境浄化財団(現・東急財団)『財団だより 多摩川』第34号(1987年6月)2019年9月23日閲覧
- ^ 東京水道水源林 - 水源の森百選 林野庁
- ^ 東京水道名所(東京都水道局)
- ^ 東京の「水道名所」に7カ所/歴史や技術をPR『日本経済新聞』朝刊2017年9月22日(東京面)
- ^ @Shin_KRの2022年4月1日のツイート、2022年5月18日閲覧。
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