京阪交野線
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七夕伝説に関するイベント
交野線沿線は七夕にまつわる伝説が残る地であり、「ひらかた☆かたの七夕伝説」イベントの一環として、2004年から毎年7月7日には、同線終着駅私市駅において、準急「ひこぼし」と臨時K特急「おりひめ」が出会うイベントが開催されている。両列車の並びは5分程度だが、ヘッドマークの展示やヘッドライトの点灯など、ファンサービスが充実している。鉄道ファンのみならず、地域住民が大勢訪れ、テレビ局も取材に訪れる。 「おりひめ」・「ひこぼし」両列車の並びを見終えた後は、同線を利用し、“おりひめ”の機物神社(はたものじんじゃ)、“ひこぼし”の牽牛石(けんぎゅうせき)、そして、両者が出逢う逢合橋(あいあいばし)周辺で開催される祭に参加するのが、このイベントの楽しみ方とされた。
なお、2007年の7月7日は土曜日であったため、平日ダイヤでのみ運行される準急「ひこぼし」と臨時K特急「おりひめ」が出会うイベントは実施不可能となったが、代わりに交野線普通列車に新デザインのヘッドマークを掲出して七夕イベントを開催するとの公式発表があった。2003年の運行開始から数えて3代目となる新しいヘッドマークは七夕イベント当日に私市駅に展示され、準急「ひこぼし」とK特急「おりひめ」には7月9日月曜日の列車から使用された。
出会いイベントの代替手段として、7月7日の当日は私市駅の1番線に「織姫」の記念副標識(通常の「おりひめ」ヘッドマークとは異なり、第10回七夕サミットの枚方・交野開催記念を兼ねた特別のものである)・鳩マークを掲出した1929F(特急色)による臨時列車を約3時間臨時停車させ、交野線内折り返しの定期運用列車1編成(1919F充当)に「彦星」の記念副標識(この副標識も、通常の「ひこぼし」ヘッドマークとは異なり、「織姫」と同様の経緯で作成されたものである)を掲出して運行した。これにより私市駅では計5回の出会いが演出された。
2009年以降は、2008年のダイヤ改定により「おりひめ」・「ひこぼし」の種別がそれぞれ通勤快急・快速急行に変更、かつ「ひこぼし」の運転時間帯も夕ラッシュから深夜に変更され、夕刻でのイベントが行えなくなったことから、2007年の時と同じように交野線普通列車にヘッドマークを掲出して七夕の出会いイベントを開催することになった[22]。しかし、2011年以降出会いイベントは開催されず[23]、2013年のダイヤ改定で「おりひめ」「ひこぼし」は廃止となった。
2016年には枚方市・交野市の産業振興キャラクター「ひこぼしくん」と「おりひめちゃん」、双子のきょうだい星でサンリオキャラクター「リトルツインスターズ(キキ&ララ)」を10000系にデザインした車両を「キキ&ララトレイン」として2016年7月2日から10月30日までの期間限定運行がされた。特製ヘッドマークも掲出。イベントに因んだ限定商品も発売された。
注釈
出典
- ^ a b 鉄道ピクトリアル 臨時増刊号 京阪電気鉄道 2009年 08月号
- ^ 淀駅付近立体交差化事業の進捗に伴い3月16日(土)初発から京阪線のダイヤを一部変更します (PDF) - 京阪電気鉄道ニュースリリース、2013年1月17日
- ^ 「京阪13000系,交野線で営業運転開始」交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース、2012年6月10日
- ^ 清水祥史『京阪電車』 JTBパブリッシング、2017年、110、111頁
- ^ a b c 近畿日本鉄道『近畿日本鉄道100年のあゆみ』2010年、p.350
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日刊)171頁「枚方陸軍火薬庫の爆発」
- ^ 「鉄道免許取消」『官報』1942年1月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 出典・『関西の鉄道』No.58 「京阪電気鉄道 特集 PartV」京阪線開業100周年、p.52
- ^ 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1981年8月号より
- ^ 鉄道省監督局「地方鉄道、軌道事業の現況並に異動」『電気協会雑誌』第210号、日本電気協会、1939年6月、附録3頁。(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 出典・『関西の鉄道』別冊第1巻「京阪電気鉄道 戦後分離独立後の歩みPartⅠ」41頁より
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』292頁「変電所の増強」より
- ^ 出典・「京阪電車開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日京阪電鉄発行)」資料編の222頁の「年表」より
- ^ 出典・『関西の鉄道』別冊第1巻「京阪電気鉄道 戦後分離独立後の歩みPartⅠ」51頁より
- ^ 出典・「京阪電車開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』(2011年3月24日京阪電鉄発行)」資料編の238頁の「年表」より
- ^ 出典・電気車研究会刊『鉄道ピクトリアル』No.427 1984年1月臨時増刊(特集:京阪電気鉄道)号68頁左下に掲載のモノクロ写真より。出典・日付は「京阪電車開業80周年記念誌『過去が咲いている今』(1990年7月1日京阪電鉄発行)」の年表より
- ^ “京阪電鉄がダイヤ改正 来月1日 交野線高架切替えで”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1991年5月24日)
- ^ “交野線河内森 - 私市間の複線化 今日から使用開始 京阪電鉄”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年9月12日)
- ^ a b “きょうから全線複線化 京阪電鉄交野線 枚方市 - 宮之阪間完成”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年11月28日)
- ^ 「交野線を5両化」『交通新聞』交通新聞社、1995年12月12日、3面。
- ^ 出典・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2018年9月号16面「くらしのなかの京阪」
- ^ 私市駅「おりひめ」「ひこぼし」の出逢い Archived 2009年6月27日, at the Wayback Machine. - 京阪公式サイト 2009年
- ^ 京阪線、大津線で七夕ムードを盛り上げます! (PDF) - 京阪公式サイト、2011年6月22日。
- ^ “関西鉄道各社、外国人受け入れ体制強化”. 京都新聞. (2014年4月5日). オリジナルの2014年4月13日時点におけるアーカイブ。 2023年11月12日閲覧。
- ^ 出典・『K PRESS』2021年8月号16頁「くらしのなかの京阪」
- ^ 京阪、20駅を無人化 今期黒字目指し構造改革日刊工業新聞 2021年4月7日
- ^ 宮之阪駅など
- 1 京阪交野線とは
- 2 京阪交野線の概要
- 3 歴史
- 4 七夕伝説に関するイベント
- 5 駅一覧
- 6 脚注
固有名詞の分類
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