ロビン・ウォレン ロビン・ウォレンの概要

ロビン・ウォレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 03:17 UTC 版)

ジョン・ロビン・ウォレン
生誕 (1937-06-11) 1937年6月11日(86歳)
オーストラリア サウス・オーストラリア州 アデレード
国籍 オーストラリア
研究分野 病理学
出身校 アデレード大学
主な業績 ヘリコバクター・ピロリの発見
主な受賞歴 ノーベル生理学・医学賞 (2005年)
プロジェクト:人物伝
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ノーベル賞受賞者
受賞年:2005年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:ヘリコバクター・ピロリ菌の発見と胃炎や胃かいようにおける役割の解明

来歴

サウス・オーストラリア州アデレード生まれ。セント・ピーターズ・カレッジ卒業後、コモンウェルス奨学金を獲得しアデレード大学メディカル・スクールへ進学。1961年アデレード大学で医学士と理学士の学位と医師免許を取得。クイーン・エリザベス病院医員(1961年)、医学獣医学研究所研修医(1962年)、王立メルボルン病院臨床病理学教室研修医(1964年~1966年)、王立メルボルン大学病理学教室研修医(1966年~1968年)、豪州王立病理学カレッジ会員(1967年)、王立パース病院病理学教室専門医(1968年~1999年)。2005年から西オーストラリア大学名誉教授の地位にある。

1979年、ロイヤルパース病院の病理医をしていたときにヘリコバクター・ピロリを発見した。その後、キャリアの大部分を王立パース病院と西オーストラリア大学医学部病理学教室で過ごす(王立パース病院は西オーストラリア大学からの支援を受けている)。西オーストラリア大学での同僚バリー・マーシャルと共に、ヘリコバクター・ピロリが胃潰瘍の原因であることを証明し[1]潰瘍患者のヘリコバクター・ピロリの検出を容易にする便利な診断テスト (14C-urea breath-test) の開発に成功[2]。この業績が認められ、2005年にノーベル生理学・医学賞をバリー・マーシャルと共同受賞した[1]

主な受賞歴

脚注

注釈

  1. ^ Marshall BJ, Warren JR. Unidentified curved bacilli in the stomach patients with gastritis and peptic ulceration. Lancet 1984;1(8390):1311-1315. PMID 6145023.
  2. ^ Surveyor I, Goodwin CS, Mullan BP, Geelhoed E, Warren JR, Murray RN, Waters TE, Sanderson CR. The 14C-urea breath-test for the detection of gastric Campylobacter pylori infection. Med J Aust. 1989; 151(8):435-439. PMID 2593958.

出典

  1. ^ ピロリ菌について ピロリ菌発見の歴史”. 大塚製薬. 2022年12月15日閲覧。

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