ラジアン 派生単位

ラジアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 11:44 UTC 版)

派生単位

ラジアンの分量

  • ミリラジアン (mrad) = ラジアンの1000分の1 = 約 0.05729578° = 約 206.2648″ = 約 326.2648″
ミルは、ミリラジアンから派生した単位である。ミルの定義はさまざまであり、NATOの定義では
1ミル = 360°/6400 = 0.05625° = 3′22.50″
であり、ミリラジアンとは異なる単位である。
  • マイクロラジアン (μrad) = ラジアンの100万分の1 = 約 0.2062648

ラジアン毎秒

ラジアン毎秒(ラジアンまいびょう、記号: rad/s)は、国際単位系における角速度の単位である。ラジアン毎秒は、1秒間に1ラジアンの角速度と定義される。

ラジアン毎秒毎秒

ラジアン毎秒毎秒
記号 rad/s2
国際単位系
角加速度
定義 1秒間に1ラジアン毎秒の角加速度
テンプレートを表示

ラジアン毎秒毎秒(ラジアンまいびょうまいびょう、記号: rad/s2)は、国際単位系における角加速度の単位である。ラジアン毎秒毎秒は、1秒間に1ラジアン毎秒の角加速度と定義される。

符号位置

記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+33AD - ㎭
㎭
ラジアン
U+33AE - ㎮
㎮
ラジアン毎秒
U+33AF - ㎯
㎯
ラジアン毎秒毎秒

Unicodeには、ラジアンとその派生単位を表す上記の文字が収録されている。これはCJK互換用文字であり、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであるので、使用は推奨されない[9][10]

脚注


  1. ^ 黒木哲徳『なっとくする数学記号』講談社〈ブルーバックス〉、2021年、42頁。ISBN 9784065225509 
  2. ^ 計量単位令(平成四年政令第三百五十七号)別表第一(第二条関係)八 角度 ラジアン”. 2019年12月21日閲覧。
  3. ^ Table 3. Coherent derived units in the SI with special names and symbols Archived 2007年6月18日, at the Wayback Machine. 日本語では、「国際文書第8版 (2006) 国際単位系 (SI) 日本語版」p. 29
  4. ^ 計量単位規則(平成四年通商産業省令第八十号) 別表第2(第2条関係)「角度」”. 2019年12月21日閲覧。
  5. ^ VIM 3rd ed. 1.22 quantity equation
  6. ^ a b c Lang, Serge (2012). Short Calculus: The Original Edition of “A First Course in Calculus”. Springer New York. p. 65-68, 74-75. ISBN 9781461300779. https://www.google.co.jp/books/edition/Short_Calculus/P-ELBwAAQBAJ?hl=ja&gbpv=0 
  7. ^ 交流瞬時値の三角関数表示式 | 音声付き電気技術解説講座 | 公益社団法人 日本電気技術者協会”. jeea.or.jp. 2022年8月18日閲覧。
  8. ^ ここで用いている記号 θ は角度という量を表してはいない。単位 ° までを含めた θ° が角度を表す。sin* や cos* は実際には引数が角度ではない「三角関数」を定義しているだけであって、角度の単位を ° に選んでいるわけではない。
  9. ^ CJK Compatibility” (2015年). 2016年2月21日閲覧。
  10. ^ The Unicode Standard, Version 8.0.0”. Mountain View, CA: The Unicode Consortium (2015年). 2016年2月21日閲覧。


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