ライスシャワー 競走馬としての特徴・評価

ライスシャワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 05:53 UTC 版)

ライスシャワー(欧字名:Rice Shower[1]1989年3月5日 - 1995年6月4日)は日本競走馬1992年菊花賞1993年1995年天皇賞(春)中央競馬の長距離GI競走に優勝した。


ライスシャワー血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ロベルト系
[§ 2]

*リアルシャダイ
Real Shadai
1979 黒鹿毛
アメリカ
父の父
Roberto
1969 鹿毛
アメリカ
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Rarelea
父の母
Desert Vixen
1970 黒鹿毛
アメリカ
In Reality Intentionally
My Dear Girl
Desert Trial Moslem Chief
Scotch Verdict

ライラックポイント
1979 鹿毛
日本
マルゼンスキー
1974 鹿毛
日本
Nijinsky Northern Dancer
Flaming Page
*シル
Shill
Buckpasser
Quill
母の母
クリカツラ
1962 黒鹿毛
日本
*ティエポロ
Tiepolo
Blue Peter
Trevisana
クリノホシ *プリメロ
オホヒカリ F-No.1-C
母系(F-No.) アイリッシュアイズ系(FN:1-c) [§ 3]
5代内の近親交配 5代内アウトブリード [§ 4]
出典
  1. ^ [86]
  2. ^ [87]
  3. ^ [85][86]
  4. ^ [86]

注釈

  1. ^ 的場均は菊花賞初優勝、管理調教師の飯塚はこれがGI競走の初優勝となった。また、馬主の栗林は1943年の第6回競走をクリフジで制している父・友二に続く、父子二代の菊花賞優勝オーナーとなった。
  2. ^ ミホノブルボンはこの競走後に骨膜炎を発症して休養。休養中にも骨折するなど故障が相次ぎ、1年以上に及ぶ療養生活の末に競走に復帰することなく引退している。
  3. ^ トウカイテイオーは11着。
  4. ^ 3着にもハギノリアルキングが入り、リアルシャダイ産駒が1着から3着までを独占した
  5. ^ 淀=京都競馬場の俗称。競馬場が所在する地域の名称に由来する。
  6. ^ なお、タイムと馬場の固さの相関関係については議論があり、騎手の藤岡佑介は2021年に「時計が速い=馬場が硬いという方程式はまったく成り立たなくなっている」と述べている[74]
  7. ^ 優勝したダンツシアトル、3着だったエアダブリン、14着のネーハイシーザー、最下位でゴールしたナリタタイシンの4頭がこの宝塚記念から少し経った後に屈腱炎を発症し、ダンツシアトルとナリタタイシンは引退に追い込まれているが、その原因がこの「高速馬場」で激走したのが原因だったのではないかとの指摘がある。
  8. ^ ライスシャワー優勝以前の菊花賞レコードはマルゼンスキー産駒のホリスキーが保持していた。
  9. ^ 1996年版のデータブックでは、リアルシャダイは「スピード・底力ある中・長距離タイプ」、マルゼンスキーは「パワフルなスピード型万能タイプ」とされている[84]

出典

  1. ^ ライスシャワー”. JBISサーチ. 2021年2月26日閲覧。
  2. ^ a b 平成を駆けた名馬たち~前編~”. Moment. 2021年6月27日閲覧。
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  4. ^ 柴田(1998)p.33
  5. ^ 柴田(1998)p.48
  6. ^ a b 柴田(1998)pp.50-51
  7. ^ 柴田(1998)p.53
  8. ^ a b 柴田(1998)p.54
  9. ^ 『ライスシャワー 55分55秒5』(ビデオ)学習研究社 ISBN 978-4054005976
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  17. ^ a b 『名馬列伝ライスシャワー』pp.24-25
  18. ^ a b c 『名馬列伝ライスシャワー』pp.26-27
  19. ^ 『週刊100名馬 Vol.31 サクラバクシンオー』p.14
  20. ^ 『週刊100名馬 Vol.31 サクラバクシンオー』p.13
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  22. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』pp.30-31
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  25. ^ 柴田(1998)pp.93-97
  26. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』pp.34-35
  27. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』pp.32-33
  28. ^ a b 的場(2001)p.121
  29. ^ 『Sports Graphic Number』378号、pp.75-76
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  34. ^ 柴田(1998)p.142
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  37. ^ 杉本(1995)p.133
  38. ^ a b 柴田(1998)p.155
  39. ^ 的場(2001)p.138
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  41. ^ 【復刻】韋駄天ツインターボ大逃走劇!ライスシャワーを完封/オールカマー|極ウマ・プレミアム”. p.nikkansports.com. 2022年3月24日閲覧。
  42. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』p.50
  43. ^ a b 『名馬列伝ライスシャワー』pp.54-55
  44. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』pp.56-57
  45. ^ 柴田 p.179-180
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  47. ^ 柴田 pp.188-192
  48. ^ 柴田 pp.199-201
  49. ^ a b 『名馬列伝ライスシャワー』pp.64-65
  50. ^ 杉本(1995)
  51. ^ 的場(2001)p.148
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  58. ^ a b 『名馬列伝ライスシャワー』pp.66-67
  59. ^ a b 的場(2001)p.154
  60. ^ a b 松永(2000)pp.115-116
  61. ^ a b 『優駿』1995年9月号、p.74
  62. ^ 『Sports Graphic Number』378号、p.79
  63. ^ 『優駿』1995年10月号、p.72
  64. ^ a b c 『優駿』2008年12月号 88頁
  65. ^ 菊花賞当日の最終は「ライスシャワーM」”. Sponichi Annex (2010年9月28日). 2013年4月22日閲覧。
  66. ^ ジョッキーチャリティーオークション及びライスシャワー号メッセージ受付へのご協力ありがとうございました!”. 日本中央競馬会 (2010年11月25日). 2013年4月22日閲覧。
  67. ^ ライスシャワー | 競走成績”. netkeiba.com. 2021年5月30日閲覧。
  68. ^ 柴田(1998)p.222
  69. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』p.132
  70. ^ 渡辺(2004)p.46
  71. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』p.108
  72. ^ 的場(2001)p.141
  73. ^ 的場(2001)p.146
  74. ^ “時計が速いから故障する説”にJRA馬場造園課の本音は?「主催者として“高速馬場”と言われるのは心苦しい」”. 2022年2月8日閲覧。
  75. ^ 『サラブレッド101頭の死に方』p.493
  76. ^ 『優駿』1995年9月号、p.47
  77. ^ 『優駿』1995年11月号、pp.57-58
  78. ^ 『競馬名馬&名勝負読本』pp.22-23
  79. ^ 『名馬列伝ライスシャワー』p.125
  80. ^ a b 『競馬名馬&名勝負読本』 pp.230-231
  81. ^ 『ダビスタコミック 3R』p.63
  82. ^ 『優駿』2000年10月号、p.21
  83. ^ a b 『優駿』2000年10月号、p.115
  84. ^ 飯田正美『種牡馬血統データブック』西東社、1996年
  85. ^ a b c 『優駿』1993年6月号、p.143
  86. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ライスシャワー”. JBISサーチ. 2020年1月3日閲覧。
  87. ^ ライスシャワーの血統表”. netkeiba.com. 2020年1月3日閲覧。


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