ユズ
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文化
ユズは生長が遅く、種子から育ってから結実するまでには長い年月を要する樹種で知られる。
などと呼ばれ、ユズは18年のほか、9年、16年、30年などと言い伝えられる地方がある[2]。
ユズの花言葉は、「健康美」[2]「恋のため息」[2]とされる。 ユズの花は俳句や和歌にも詠まれ、「柚の花」とよばれて優美さが賞賛されてきた[2]。俳句においてはユズの果実は秋の季語、花は夏の季語になる。また、柚子湯は冬の季語となる。
冬至の柚子湯は、日本の家庭に今も残る冬の季節の風習である[2]。
脚注
参考文献
- 貝津好孝『日本の薬草』小学館〈小学館のフィールド・ガイドシリーズ〉、1995年7月20日、76頁。ISBN 4-09-208016-6。
- 吉岡照高「ユズ」、『週刊朝日百科植物の世界』31(ライム レモン オレンジ)、朝日新聞社、1994年11月13日発行。
- 田中潔『知っておきたい100の木:日本の暮らしを支える樹木たち』主婦の友社〈主婦の友ベストBOOKS〉、2011年7月31日、84頁。ISBN 978-4-07-278497-6。
- 田中孝治『効きめと使い方がひと目でわかる 薬草健康法』講談社〈ベストライフ〉、1995年2月15日、162頁。ISBN 4-06-195372-9。
- 平野隆久監修 永岡書店編『樹木ガイドブック』永岡書店、1997年5月10日、124頁。ISBN 4-522-21557-6。
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- 茂木透写真『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、231頁。ISBN 4-635-07004-2。
- 山田彬雄「ブンタン」、『週刊朝日百科植物の世界』31(ライム レモン オレンジ)、朝日新聞社、1994年11月13日発行。
関連項目
- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Citrus junos (Makino) Siebold ex Tanaka ユズ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年1月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 田中潔 2011, p. 84.
- ^ a b c d 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編『かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典』成美堂出版、2012年7月10日、192頁。ISBN 978-4-415-30997-2。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 田中孝治 1995, p. 162.
- ^ a b c “柑橘歴史散歩・文旦とザボン”. 愛媛県農林水産研究所. 2021年2月18日閲覧。
- ^ a b c d 吉岡照高「ユズ」、『週刊朝日百科植物の世界』31、3-214頁。
- ^ a b c d e f g 貝津好孝 1995, p. 76.
- ^ 商務印書館・小学館・共同編集『中日事典』第2版、2003年、1824頁。
- ^ a b c d e f g h i 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 124.
- ^ 高知県農業振興部 (2012年11月2日). “ユズ”. こうち農業ネット. 2012年12月12日閲覧。
- ^ 高知県農業振興部 (2012年10月26日). “多 田 錦 ”. こうち農業ネット. 2016年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月12日閲覧。
- ^ 沢村正義、柏木丈拡「柚子搾汁後残滓のエココンシャスな精油抽出・処理技術の開発」(PDF)『高知大学国際・地域連携センター年報2008』、国立大学法人高知大学 国際・地域連携センター、2008年、64-66頁、 オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ、2012年12月12日閲覧。
- ^ 馬路村農協 高知大学 沢村正義名誉教授および溝渕俊二教授の研究 アーカイブ 2015年6月7日 - ウェイバックマシン
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