メトロイドフュージョン ストーリー

メトロイドフュージョン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 07:16 UTC 版)

ストーリー

キャラクター・用語

各詳細はメトロイドシリーズ#設定の項も参照。

サムス・アラン
銀河連邦からも依頼が舞い込む凄腕の女性バウンティハンターであり、シリーズの主人公。本作冒頭ではかつて惑星SR388に足を運んだ経験を買われ、バイオテクノロジー企業B.S.L.の警護を依頼される。その際謎の寄生生命体Xに中枢神経を冒されてしまい、帰還中に意識不明の状態となる。コントロールを失ったスターシップはアステロイドベルトに突入、自動的に脱出装置が作動したものの、スターシップは大破してしまった。
メトロイドワクチンで一命を取り留めるが、応急処置としてパワードスーツの部品の大部分をX諸共切除された事で能力の殆どを喪失してしまう。回復後は、B.S.L.で起こった謎の爆発事故に言い知れぬ不安を感じて自ら調査を申し出る。その際、メトロイドワクチンの投与によりメトロイドと同じようにXを吸収し取り込むことができるようになり、唯一Xに対抗できる存在となっていたサムスは、新たなスターシップを銀河連邦に提供してもらい、Xとの戦いに身を投じる事となる。
なお本作で投与されたメトロイドワクチンは、その後の時系列である『メトロイド ドレッド』において重要なキーアイテムとなる。
銀河連邦政府
各惑星の代表で構成され、銀河系社会を統治する巨大組織。本作ではB.S.L.に惑星SR388の調査を依頼した後、B.S.L.で起きた謎の爆発事故の原因を調べる際、サムスに新しいスターシップを、搭載された知能(AI)コンピューターの命令に従って行動することを条件に提供、さらにサムスに以前の装備を解析・データ化して転送する事でバックアップを行う。しかし、次第にある計画が露見し始め、やがてサムスへの支援を絶ってしまう。
アダム
今回の任務でサムスに指令を行うスターシップの知能(AI)コンピューター。平坦な口調だが分析・判断能力に優れる。銀河連邦本部からの指令を伝達する他、B.S.L.の施設を一部操作する事もできる。ただし自分を搭載しているスターシップの操作はできず、マニュアル操作が必要となる。
元々はこのコンピューターに名前は無かったのだが、後述のアダム・マルコビッチに思考や雰囲気が似ていたことから、サムスがモノローグで彼を「アダム」と呼び始めた。
思考や雰囲気が似ている原因は、このコンピューターの思考回路のモデルが当のアダム・マルコビッチであるため。彼の優れた分析・判断能力に着目した銀河連邦が、彼の思考をモデルにこのコンピューターを制作した。
物語が進行するにつれ、銀河連邦政府との関係も含めて様々な確執が生まれ、サムスの方も「アダムはただ任務を遂行するだけの機械のような人ではない」と感じ始めていたが、ある時点から流れは一変しサムスに「自身も生き残ることも可能な最良の方法」を提示して事態の解決を導くこととなった(この時一度だけアダム本人が言っていた「異論は無いな? レディー」(コドモ向けモードでは「わかったな? レディー」)という言葉を発している)。サムス本人はこの奇妙な再会に複雑な気持ちを抱いていたようである。
『ドレッド』にも引き続き登場し、サムスに指示を与えていく。また本作を通して「アダム」という名前が完全に定着しているようである。
アダム・マルコビッチ
サムスが銀河連邦軍に在籍していた頃の上司であり、友人でもあった人物。サムスと絶対的な信頼を持ち、任務発令の際には必ず「異論は無いな? レディー(コドモ向けモードでは「わかったな? レディー」)」とあえてサムスの神経を逆なでするような言葉で同意を得ていた。後にある任務で、サムス1人を残して帰らぬ人となる(彼の殉職については「行くべき者が行き、残るべき者が残る」という判断に基づく)。詳細は『メトロイド アザーエム』も参照。
バイオロジック宇宙生物研究所(Biologic Space Laboratories/B.S.L.)
銀河連邦の依頼を請け負うバイオテクノロジー会社、およびその研究所である巨大宇宙ステーション。隕石の内部をくり抜いて作られている。ステーションの各セクター内部にはあらゆる生物に適した様々な自然環境が再現されており、主に惑星ゼーベスや惑星SR388の生物が飼育・研究されている。なお、施設の最下層には惑星1つを消し去る程の威力を持つ自爆装置反物質爆弾が取り付けられている。
銀河連邦政府の依頼でメトロイド絶滅後の惑星SR388の生態系調査のため、原生生物に擬態したXとXが寄生した状態のパワードスーツの部品を持ち込んでしまい、研究員と飼育された生物が全滅するという悲劇に見舞われた。
銀河連邦政府はこの施設でベビーメトロイドから増殖させたメトロイドのクローンたちを極秘裏に研究していた(前述の自爆装置も、この研究の存在を隠蔽するためのものである)。最終的にサムスがステーションの推進装置の軌道を変更し、惑星SR388に衝突後、自爆装置が作動し惑星ごと消滅した。
ダチョラ&エテコーン
前作『スーパーメトロイド』で登場した惑星ゼーベスの原生生物。どちらも知能は高く、かつてサムスに対してダチョラはシャインスパーク、エテコーンたちはキッククライム(壁蹴り)のヒントを教えていた(前作で特定のことをすると爆発する惑星ゼーベスから任意で脱出させることができる)。
何らかの経緯でB.S.Lに保護されており、対面時にはサムスの事を覚えている様子が窺える。居住エリアで飼育されていたが、出会った際には姿をくらませてしまう。その後は自らサムスのスターシップに辿り着き、アダムに「唯一の生存者」として保護される。そして最終的には意外な活躍を見せる。
X(X-parasite)
惑星SR388に元来生息していたとされるゲル状の寄生生命体。黄・緑・青(『フュージョン』のみ登場)・オレンジ(『ドレッド』のみ登場)・赤の5色と、刺々しい外殻を持つ大型のコアXが存在している。見た目からは想像出来ないほど知能がある(B.S.L.の施設や機器の用途を理解して、自身に有益かつサムスに対する妨害行為を行うなど)。空中を浮遊しながら他の生物の体内に浸透・寄生して分裂・増殖すると共に、最終的に寄生した生物を殺害。その際に得たDNA(遺伝子)情報などを基にその生物そっくりに擬態する能力を持つ。
この擬態能力は生物の形質・容姿を真似るだけでなく、寄生元の生物が所持していた能力・技術、知識や記憶など後天的な学習要素も正確に模写可能であり、さらにX同士が所持している情報を合成したり、遺伝子情報を自ら組み換えて自己強化(進化)することも出来る。それにより、天敵であるメトロイドの性質を持つサムスを惑星SR388に寄らせずB.S.L.内部で排除するため、得た情報をもとに冷気を弱点とするサムスの現在の状態から自ら周囲環境の冷気を吸収内包するように体質を変化させ、自ら吸収されることでダメージを与えられるようにしたり(逆に耐性を得たことを知ると、他のXに情報を伝達させ退避する)、B.S.L.の自爆システムを利用して自分達が自ら犠牲となってでも確実にサムスを仕留めようとする。
ただし、擬態自体は完璧ともいえるものだが、複数の遺伝子を取り入れた結果、オリジナルの生物には通用しなかった攻撃が通用するようになってしまう[注 2]、窮地に陥るなどして擬態が不安定になってしまう[注 3]、といった弱点もある。さらに、相手に対抗するために複数の生物の遺伝子を混ぜ合わせ、様々な生物が無秩序に混ざり合った醜悪な形態に変異した結果、身体の巨大化と引き換えに攻撃パターンの単純化を招き、結果的に弱体化するという本末転倒な結果に終わる事例もある[注 4]
いずれも、その行動の原理は至って動物的な本能に依存しており、どのような生物に擬態、知識・情報の獲得をしてもただ種を増やす欲求が常に優先されるため、感情や理性と言った「心」を模写することは決してない。作中のサムスの見解では「Xは、どのような組織であってもとても共存や制御が出来るものではなく、捕獲を試みようものならXは逆にその文明を奪い取って宇宙中に進出、複製したXの軍勢による宇宙規模のバイオハザードを引き起こしてしまう」と推測していた[注 5]
最初にXを発見したのは惑星ゼーベスの鳥人族だった。脅威的な擬態・自己増殖能力を有益なクローン技術に悪用するような独裁者の出現を銀河社会に危惧した鳥人族は、秘密裏にメトロイドを創造してXを殲滅しようとした。しかしメトロイド根絶後、それを知らない銀河連邦政府の依頼によってB.S.Lに、原生生物に擬態したXとXが寄生した状態のパワードスーツの部品が持ち込まれてしまい、本作の大事件を巻き起こした。
本作で惑星SR388ごと根絶されたと思われたが、その後の時系列である『ドレッド』において再び登場。『メトロイドII(サムスリターンズ)』の出来事よりも前に、惑星ZDRに鳥人族の兵士に擬態して入り込んでいたことが発覚する。
SA-X(Samus Aran-X)
サムス・アランに寄生した際に得たDNA(遺伝子)情報と切り取られたパワードスーツの部品のバイオ素材から得た情報を基に、ベストコンディションのサムス・アランに擬態した最強のX。寄生元の生物の存在を許さないXの生存本能と天敵のメトロイドの存在を感知したため、サムスを周到に付け狙う。後に、アダムはXの自己増殖能力によって少なくとも10体にまで増殖していると推測していた(実際、劇中においてSA-Xが一体消滅するものの、引き続き別個体のSA-Xが登場している)。
能力を喪失する以前の完全なサムスに擬態しているため、基本的にダメージを与えることが出来ない他、Xに対する耐性と同時に、メトロイドの低温に弱い体質をも受け継いでしまったサムスにとって、アイスビームは凍結して動けなくなってしまう上に致命打となる[注 6]。そのため、対抗する術を持たない内は追跡を振り切るまで逃げ続ける以外に対処法が存在しない。基本的に視界内に入ると攻撃し追跡してくる。SA-Xが現れる場面の大半では隠れられる場所があり、上手く隠れられれば回避できるが、1カ所だけ必ず発見されて追われる場面がある。
当初は銀河連邦政府も、Xの危険性を危惧して唯一Xに対抗できるサムスに協力を惜しまなかったが、鳥人族の懸念通り連邦政府の上層部はX、特にSA-Xの可能性に惹かれ、Xを研究材料にしようと捕獲を断行する。サムスはこれを阻止するため自らの命と引き換えにB.S.L.を自爆させようとするが、アダムの意外な指令によって最終ミッションに進んで行く。
名称はアダムいわく「Samus Aran X(サムス・アランのX)」の頭文字から。
メトロイド(Metroid)
惑星SR388に生息していた浮遊生命体であり、生命エネルギー吸収能力を持つ。過去にサムスによって唯一懐かれたベビーメトロイドを除き根絶された。今作にて初めて、メトロイドの製造目的が「唯一Xに対抗できる天敵」として鳥人族が創造したと判明した。
『スーパー』にてベビーメトロイドが死亡したことで完全に絶滅したが、研究のため保管されていたベビーメトロイドの細胞組織から対X用のワクチンが作製されたことで、サムスはメトロイドの体質を部分的に受け継ぐ形で九死に一生を得る。結果的にメトロイドという痕跡は、サムスに融合する形で残ることとなった。
惑星SR388(Planet SR388)
辺境に存在する未開の惑星。かつて鳥人族はこの惑星に生息するXを根絶するためメトロイドを育成していた。一時期はメトロイドがXを捕食して食物連鎖の頂点に君臨していたが、サムスがメトロイドを絶滅させてしまったため、再度Xが繁殖する事になってしまった。
最終的にB.S.L.を衝突させ、自爆装置を起爆させたことで爆散、消滅する。
名前の由来はヤマハ発動機の「SR400」にちなむ。

舞台(B.S.L)

主な施設

電源がダウンしている場合はハッチが起動せず、ほぼ全ての施設が使用できない。

スターシップ
大破した旧スターシップに代わる、銀河連邦政府から支給された紫を基調としたサムス専用のガンシップ。現在までの行動記録(データ)のセーブ、パワードスーツのエネルギー・ミサイル・パワーボムを最大値まで全回復することができる。また、指令を受けたり、確認したりすることもできる。
ナビゲーションルーム
スターシップのコンピューター(アダム)にアクセスできる部屋。主に指令の説明などが行われ、ナビゲーションルームにアクセスしないと一部を除き他の部屋に移動する事ができない。基本的に施設の各所に設置されており、共通して全てのセクターの入り口には下記の2部屋が併設されている。
セーブルーム
現在までの行動記録(データ)をセーブすることができる。
リチャージルーム
サムスのパワードスーツのエネルギー・ミサイル・パワーボムを最大値まで全回復する事ができる。
データルーム
銀河連邦本部から転送されてくる支援データをダウンロードする部屋。進行上、大半がXに破壊されてしまう。
エレベーター
メインデッキや各セクター間を移動する基本手段。トラブルにより使用不能、または途中で停止してしまう場合もあるが、エレベータ以外にもセクター間を移動する方法は存在する。
セキュリティルーム
出入り口(ハッチ)のセキュリティロックを制御する部屋。XやSA-Xの侵入を許すことに繋がるため迂闊に解除することはできず、治安上の理由からエリアマップに正確な位置を示すこともできないが、探索によって自然と辿り着くこととなる。
ハッチはレベル0(白色)→レベル1(青色)→レベル2(緑色)→レベル3(黄色)→レベル4(赤色)の計5つが存在しており、0を除いたそれぞれのレベル毎にセキュリティルームは存在する。

エリア

メインデッキ
6つのセクターの上部に存在する基本的なエリア。
ドッキングベイ
スターシップが停泊するエリア。
特別保管庫
惑星SR388で捕獲した原生生物と、Xに寄生されたサムスから切り取られたパワードスーツの部品が保管されていたエリア。後にSA-Xのパワーボム起動により爆発事故が発生してしまう。
冷凍保管庫
冷凍保存されたリドリーの死骸(ミイラ)が存在するエリア。
メインエレベーター
各セクターの中継エリア。個々のセクターそれぞれへのエレベーターが存在する。
オペレーションデッキ
B.S.L.の軌道変更用の推進装置が存在するオペレーションルーム。
居住デッキ
B.S.L.の研究員(スタッフ)が生活するエリア。ダチョラとエテコーンもここで生活していた。
中央動力炉
B.S.L.の中枢、6つのセクターの中心部に存在するステーション全域に電力を供給する施設。メインサイロはメインデッキ・セクター2と接続しており、緊急時の補助電源もここに存在する。
極秘エリア(シークレットラボ)
B.S.L.の最深部に存在する研究施設。セクター1・6と接続しており、銀河連邦政府指導のもと極秘裏にメトロイドの研究が進行していた。サムスのセキュリティ解除により侵入が可能となり、後から侵入したSA-Xがメトロイド排除のため施設を攻撃し、自身とメトロイド諸共シークレットラボを自爆させた[注 7]
付近には、惑星ゼーベスの要塞中枢(ツーリアン)に近い外見の区間も存在する。
セクター1-SRX
惑星SR388の生態系を再現したエリア。元来メトロイドやXが生息していた環境であり、エリア上部は主に惑星SR388の原生生物が飼育・研究されている(一部全く関係ない生物も存在する)。
メインデッキで増殖した最初のXが侵入後空調システムを暴走させた結果(自分たちに適した環境を得るため)、Xの爆発的な増殖を許すこととなった。
そもそも本物が目の前にある惑星SR388の環境を再現したセクター1の存在に、当初はサムスも少なからず疑問を抱いていた。後にエリア下部がシークレットラボと接続しており、そこで極秘裏に増殖したメトロイドをこのセクターの環境で成長させるためだったことが判明する。
セクター2-TRO
熱帯の生態系を研究するエリア。非常に広い区域で各所にジャングルのような植物が生い茂っており、エリア上部は主に熱帯地域特有の生物が多数飼育・研究されている。なお、ここで飼育されているゾーロは物語の進行によって幼虫→蛹→成虫のキハンター星人まで成長する。
レベル1のセキュリティルームが存在する他、比較的湿気の多いエリア下部がB.S.Lの中央動力炉と接続しており、そこに根を張り巡らせていたカラームツーターの、Xによる侵食拡大によって施設のメインサイロ(電源)停止の原因となってしまった。
名前の由来は熱帯を意味する「トロピカル(Tropical)」から。
セクター3-PYR
高温地帯の生態系を研究するエリア。エリア上部は砂漠地域、エリア下部は超高温の溶岩地域を再現しており、高温地帯に適応した生物が多数飼育・研究されている。一部の部屋は高熱のため、バリアスーツがない状態で立ち入るとダメージを受ける。
レベル2のセキュリティルームが存在する他、最深部にはエリアの温度調節用のボイラー室と、他のセクターに悪影響を及ぼさないために冷却装置が設置されており、このボイラー及び冷却装置に異常が発生するとエリア内の温度が急上昇し、B.S.Lの自爆装置に引火してしまう危険性がある。
名前の由来は炎・熱などを意味する接頭辞「パイロ(Pyro)」から。
セクター4-AQA
水中の生態系を研究するエリア。エリア上部は水槽のような機械的な構造が目立つが、エリア下部は海底のような構造になっており、水辺や海底に生息する水棲生物が多数飼育・研究されている。
SA-Xが施設を破壊してXの侵入を促した結果エリア全域が水没した状態となっており、更に飼育エリアから脱走したイシュタルが暴れた影響で切れた配線が剥き出しになり、エリア上部の水中に超高電圧の電流が漏電している。
また、レベル4のセキュリティルームが存在するが、最高レベルであるため他のセクターから侵入しない限り到達する事はできない。なお、このセクターのエレベーターのみ左側に出入り口がある(他は右側)。
名前の由来は水を意味する「アクア(Aqua)」から。
セクター5-ARC
低温地帯の生態系を研究するエリア。機械的なエリアの大部分が氷点下を保持しており、低温地帯に適応した生物が飼育・研究されている(これらは低温環境下でしか生きられない訳ではない)。
サムス・アランに対する防衛本能により低温地帯の環境下に適応・進化した青色Xが登場する。また、レベル3のセキュリティルームが存在するが、超低温の区間内に存在するためサムスの進入はバリアスーツを得るまで見送られる事となる。
2度目に到着した際はXが擬態したナイトメアが暴れた影響でエリア上部が壊滅状態となり、氷が解けた結果、隣接するセクター4の破損などと相まって一部が水没してしまう。
名前の由来は北極を意味する「アークティック(Arctic)」から。
セクター6-NOC
暗闇の生態系を研究するエリア。別名「暗黒セクター」と呼ばれており、湿気の多い暗所(洞窟)に生息する狭道棲生物が多数飼育・研究されている。視界が非常に悪く、一部浸水したエリアも存在する。
セクター5から侵入した青色Xも登場する他、セクターの最深部は極秘エリアのシークレットラボに接続しており、ボクス撃破後は速やかに立ち去るよう厳令する場面がある。
名前の由来は夜を意味する接頭辞「ノク(Noc)」から。

注釈

  1. ^ 作中のオープニングデモでは『METROID 4』と銘打っている。
  2. ^ 『スーパー』では複数の攻撃に耐性を持つエビアや倒すことができなかったナミヘ&フーネ、『メトロイドII』ではボムしか通用しなかったマルカラなど。ただし、マルカラに関してはリメイク版の『サムスリターンズ』では本作同様にビーム、ミサイルが通用するため一概にXの擬態による弱体化とは言えない可能性もあり。
  3. ^ 今作のナイトメアや、次作の鳥人兵士が該当。
  4. ^ 今作のSA-X第二形態や、次作のレイヴンビークXが該当。
  5. ^ なお、この推測は、『ドレッド』において惑星ZDRに鳥人族の兵士に擬態して入り込んだことでマオキン族の文明を奪い、星一つと比較的小規模ながら現実のものとなってしまう。
  6. ^ サムスの記憶を持っているためか、凍結したサムスに対して、スーパーミサイルに切り替えて追撃するという対メトロイドと同等の戦法を披露してくる。
  7. ^ この行動は後に発売された『アザーエム』にてアダム・マルコビッチが同様の行為を行っていることが確認され、それを見たサムスの記憶を、Xがメトロイド排除の参考にした。
  8. ^ メトロイドシリーズにおいて鳥人像は長い時間の経過によって機能停止、もしくは一部の機能のみしか使えないものが多く、問題無く動作し侵入者を排除できる個体は、まだメトロイドが存在しXが活動しづらい『スーパー』に登場した2体のみである。
  9. ^ 最初にアダムから指示される部屋の水槽内に、オリジナルの骨だけが放置されている。
  10. ^ スーツデータの吸収終了時にデータルームの機械を破壊し、サムスがダウンロードするのを阻止していた。
  11. ^ 機械操作の知識を利用したこの行為から、今まで推論の域を出なかった「Xは擬態した生物の遺伝子情報(形質)以外に、後天的な技術(記憶・知識)を完全にコピーする」事が確証される事となった。
  12. ^ ラボ自爆後のアダムとの会話時点では「少なくとも10体はいる」とのこと。

出典

  1. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  2. ^ ONO (2011年12月15日). “ニンテンドー3DSの“アンバサダー・プログラム”で配信されるバーチャルコンソールのGBAタイトル10本が判明。日本では12月16日に配信開始”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年3月10日閲覧。
  3. ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2014年4月23日). “Wii Uバーチャルコンソール4月30日配信タイトル ― 『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』らGBAソフト6本と『R-TYPE』らPCEソフト2本”. iNSIDE. IID. 2023年3月10日閲覧。
  4. ^ ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online『メトロイド フュージョン』が3月9日に追加。2D「メトロイド」シリーズの本編すべてがNintendo Switchで遊べるように。”. 任天堂 (2023年3月3日). 2023年3月10日閲覧。
  5. ^ 『メトロイド フュージョン』が3月9日より“ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online”に追加。2D『メトロイド』シリーズの本編すべてがSwitchで遊べる”. ファミ通.com. KADOKAWA (2023年3月3日). 2023年3月10日閲覧。
  6. ^ 畠中健太 (2023年3月3日). “「メトロイド フュージョン」が「ゲームボーイアドバンス Switch Online」に3月9日追加! 2Dアクション「メトロイド」全作がSwitchでプレイ可能に”. GAME Watch. インプレス. 2023年3月10日閲覧。
  7. ^ ばしょう (2023年3月9日). “「メトロイド フュージョン」がゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Onlineに追加。2D「メトロイド」シリーズがSwitchで全作品遊べるように”. 4Gamer.net. Aetas. 2023年3月10日閲覧。






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