ミニスカート 制服

ミニスカート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 01:00 UTC 版)

制服

イベントコンパニオン

女性警察官OLなど、現在でもミニスカートが制服として採用されているところもある。民間企業で女性の制服が存在する場合、スカートである場合もある。この際には動きやすさを重視して短めのスカート丈が採用されるが、幅広い年齢層の女性が着用することもあり、丈は膝丈程度であることが多い。女性警察官のスカート丈は公務員の制服の中では最も短いとされ[要出典]、女性自衛官のものがそれに次ぐが[要出典]、ただしこれらの職種ではスカートに代わってスラックスが選択されることが増えてきている。客室乗務員の制服も、日本の航空会社の場合には膝丈のスカートが一般的であるが、スラックスの採用が増えている。かつてテレビのクイズゲーム等のバラエティ番組では、フリップを持ったり、賞品を運んだりするアシスタントの女性がテニススコート型のミニスカートを着用している例が多く見られた[注釈 1]

中高生の制服

街角の女子高生。左からデニム、制服のタータンチェックセーラー服のミニスカート。

最初にミニスカートが流行した1960年代後半から1970年代前半にも、ある程度学校の制服のスカート丈が短くなった時期があったが、当時は学校の校則や年少者に対する社会の締め付けが厳しかったこともあり、学生が制服を明らかなミニスカートに改造することはなかった。1970年代後半から1990年平成2年)頃にかけては、制服のスカートを長くすることこそが「格好良い」とされ(スケバン・不良と呼ばれる女子生徒達はこぞって長いスカートを着用した。『なめ猫』や『スケバン刑事』などに代表されるツッパリブーム)、制服のスカート丈は長めとなった。

1990年代中盤以降には、女子高生らにとってのスカート丈は「短いほどカワイイ」ものに変化し、制服のスカートは短く丈詰めしたり、ウエスト部分で折ったり、ベルトでとめるなどして、膝上20cmから40cmに短くして着用されるようになった。また、既成の制服スカートもそれまで定番であったが膝下丈から、膝丈や膝上丈となる制服が多くなった。ただし、制服のスカート丈の流行には地域差も大きく、例えば大阪神戸などでは、膝丈もしくは膝下のスカートを着用している生徒も多くみられる[注釈 2]2005年(平成17年)には写真週刊誌『FLASH』が、「制服のスカート丈が全国一短いのは新潟である」と報じて話題となった[12]


注釈

  1. ^ アップダウンクイズ」や「クイズドレミファドン」など。
  2. ^ MBSのローカル番組「関西バンザイ新聞」の調べでは、京都府ひざ上16.7cm、滋賀県ひざ上14.6cmの平均に対して、大阪府ひざ上0.1cm、兵庫県ひざ下6.1cmだった。神戸には伝統的なお嬢様校が多く、過度な露出で下品な印象になるより、清楚な着こなしが好まれるとされる。[1][2][3]

出典

  1. ^ A. F. Harding (18 May 2000). European Societies in the Bronze Age. Cambridge University Press. pp. 372–. ISBN 978-0-521-36729-5. https://books.google.com/books?id=EbIVASSe9jcC&pg=PA372 
  2. ^ Remains of Bronze-Age Cultic Priestess Hold Surprise”. livescience (2015年5月21日). 2015年6月19日閲覧。
  3. ^ Diamond, Norma (1997). “Defining the Miao”. In Harrell, Stevan. Cultural encounters on China's ethnic frontiers (2nd pr. ed.). Seattle: University of Washington Press. pp. 98–103. ISBN 0-295-97528-8. https://books.google.com/books?id=WChrSv86uIsC&pg=PA98 
  4. ^ Mary Quant マリークヮント - FASHION PRESS
  5. ^ Lester, Richard (2008). John Bates : fashion designer. Woodbridge, Suffolk: ACC Editions. p. 45. ISBN 9781851495702 
  6. ^ Courreges クレージュ - FASHION PRESS
  7. ^ ミニスカート広めた仏デザイナーが死去
  8. ^ アンドレ・クレージュ氏死去=フランスのファッションデザイナー
  9. ^ Peterson, Patricia (1964年8月3日). “Courrèges Is Star of Best Show Seen So Far”. The New York Times. https://www.nytimes.com/1964/08/03/courreges-is-star-of-best-show-seen-so-far.html 2016年1月11日閲覧。 
  10. ^ a b “野際陽子さん…必ず「わたし」ではなく「わたくし」と言った“美学の人””. スポーツ報知 (報知新聞社). (2017年6月16日). オリジナルの2017年6月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170619120618/http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170616-OHT1T50015.html 2017年6月19日閲覧。 
  11. ^ 「ミニミニ娘に乾杯」『映画情報』1967年12月号。NDLJP:10339803/22
  12. ^ 女高生スカート日本一短い 新潟の「どうしたら」議論
  13. ^ 株式会社東レ経営研究所『経営センサー』上級MOT短期集中研修「戦略的技術マネジメント研修」について(第19回)全期同窓会 特別講演会 繊維ファッション産業のリード役が語る “異業種協業による顧客創造の歴史” 52-62頁 2011.4 (PDF)
  14. ^ “視点・論点「知られざる真珠王国 日本」”. NHK. (2014年1月7日). http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/177417.html 2014年1月11日閲覧。 


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